奈良少年刑務所詩集より。(その1)

昨日のブログの記事にも出しました、


新潮文庫「奈良少年刑務所詩集」寮美千子 より、


私が気に入った詩を、シリーズで何回かに分けて


ご紹介したいと思います。


これが犯罪を犯した子達の書いたものなのか・・


どうしてこの子達が犯罪を犯してしまったのだろう・・


と思わされます。


純粋に、ひとつの作品としても、とても素敵な詩です。


良かったらご覧下さい。





ぼくは 黒が好きです


男っぽくて カッコイイ色だと思います


黒は ふしぎな色です


人に見つからない色


目に見えない 闇の色です


少し さみしい色だな と思いました


だけど


夜空の黒はきれいで さみしくない色です




夢と希望と挫折


生きていくために 夢を見る


どんなに小さくても


夢は 希望を与えてくれる



ただ


覚えておかなければならないことは


夢は 大きければ大きいほど


叶わなかった時


大きな挫折をするということ



大切なのは


希望も挫折も 受けいれること


それこそが 生きる意味


それこそが ぼくのスタートライン




朝だ 仕事だ


朝だ 仕事だ 体操だ


注意一秒 ケガ一生


自分の身体は 自分で守る


暑さに負けず


風にも負けず


怒られ落ちこむ気持ちにも負けず


一生懸命頑張れば


いつの日か 働く喜びわいてきて


最後は みんなで大儲け


そんなことが できるかな


いつか 夢を叶えたい



また、時々、シリーズでご紹介しますので


楽しみにしていてくださいね☆


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