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お正月もののテレビで、たまたま水晶玉子さんの星占いを見ました。
星座別×血液型別で、・・つまり、牡羊座にも、A、B、O、ABって4種類いますよね、
って見て、その調子で12星座全部やって、48種類を作り、
その48種類を、年間の運気の良い順にランキングする、というものです。
私、たまたま年末に、今年(2024年)の各星座の運勢というか、こういう事がテーマの年になりそう・・
というのを、一覧でまとめてみたので、余計に、なるほど・・と思いながら見ていました。
ある程度、星占い(星読み)をやった人でなければ、今日の運勢とか、今週の運勢とか、今年の運勢とか、どうしてそういう風に言えるの?ということがわからないと思います。
今日なのか、今週なのか、今年なのか、向こう3年なのか、見たい時期の長さによって、基準としてみる星は違ってきます。
月は最も早い移動をするので、今日の運勢は月で見ています。
一年、という単位の時には、メインで見るのは木星です。約1年で、ハウス、というものを一つずつ移動していくので、そこでテーマが変わるわけです。
なんにもわからなくて、その番組を見ていたら、(たぶん世の中のまだほとんどの人がそうだと思うのですが)、なんでこの星座良くないの?とか、なんで愛情運がいいとか言えるの?とか、なんで仕事運がいいの?とか、全くわからないと思います。
もしかしたら、くじ引きとか、水晶球を見て、そう出てるからそうなのかな~なんて思う人もいるかもしれません。
でも、星占い(星読み)って、ロジカルなんですよね。
しっかりと理論があって、かっちりシステムがあるんです。厳然たる法則というか、ルールの上に乗っかってる理論なんですね。
そのルールの中で、どういう言葉を選んで伝えるか、という事に関しては、言語的なセンスが問われますが、読んでいるのは「星の動き」なんで、理系の話ですから、元々は非常に理論的なんですよね。
木星というのは、福の神みたいな星です。幸運を連れてきてくれると言われています。
ホロスコープというものを見ていただくとわかるのですが、円盤が、12このピザのように分かれています。
その円の(だいたい)内側のほうに、数字が振ってあります。円の左から1ハウスが始まって、下を通って反時計回りに、ずっと順にぐるっと一周して、12ハウスまであります。
その、ホロスコープの中の牡牛座に、今、木星が入っています。
この状態を、「牡牛座にとっては、1ハウスに木星が入っている」といいます。
自分の星座を1として数えて、反時計回りに数えるので、牡羊座から見ると2ハウスに木星が入っていることになります。
双子座から見ると、隣ですけど、反時計回りに数えるので、ぐるっと一周して、12ハウスに木星が入っているという事になります。
まあ、そんなわけで、各星座ごとに、木星が「自分から見て」何番目の部屋(ハウス)に星が入っているか、というのが違うわけですね。
そして、何番目か、ということで、その木星が持ってきてくれる幸運のテーマが違う、ということになるんですよね。
2番目の部屋だと収入がアップしそうです。
5番目の部屋(5ハウス)にあると、恋愛とか、遊びとか、クリエイティブ運が良くなります。
7番目の部屋だと、対人関係運が良くて、パートナーが見つかるかも。
そんな風に、ひとつひとつ、その星座ごとに今年のテーマが違います。
ちなみに、今年の、って言っても、木星が5月26日に牡牛座から双子座に移動するので、そこを区切りに、上半期と下半期でテーマが変わってきます。
そういうシステムを知っていて、その番組を見ていると、楽しいんですよね。
仕事運がいいのは、10ハウスに木星があるからだな、とか。
その中でも、A型が特にいいのは、真面目に仕事に取り組むからだろうな、とか。
山羊座は上半期が木星5ハウスで、恋愛運がいいのはわかるけど、その中でも特にB型が良いのは、きっとノリがいいから思い切って行動できるからだろうな、とか。(実際にB型が一番だったかはわからないのですが)
くじ引きとか、勘とか、そんなのではなく、ちゃんと理屈があって、48種類のものがランキングされているんだろうなということを、すごく感じて、面白かったです。
(それも、占い師の感覚によって、きっとランキングも違ってくるだろうと思うところが、理系なのに文系っぽいおもしろさなんですけど)
それが、ほとんどの人にはわからないだろうけど、自分にはわかるという楽しさ(笑)。
まあ、星読みをやってる人は沢山いますから、実は相当多くの人が、私と同じように思ったりしながら、テレビを見ていたんでしょうけど(笑)。
たまたま、「あ、この程度には、自分、わかるんだ」という機会を与えてもらい、嬉しかったのです。
何かを学んでいると、行き詰まる瞬間もあると思います。
どこまでやっても果てしないような気がしてみたり、どれだけ伸びているのか自分でもわからなくなったり。
でも、「閾値」っていうものがあるようです。
赤ちゃんが、ある日、突然しゃべり出すじゃないですか。
それまでは何にも言葉を話さなかったのに。
ずっと大人たちの言葉を聞いて、自分の中のダムにためていて、ある日突然、そのダムがいっぱいになって、口から言葉になってこぼれてくる。
今日は「あ」が言えた、明日は「い」が言える、明後日は「う」・・とか、そういうのじゃない。
植物の発芽も、桜の開花もそう。
あるところまで、ずっと溜めていて、何の変化もないように見えて。
ある「閾値」を超えたときに、ばっと花開く。形になる。成果が見える。
そういうような形の変化って言うのが、あります。
私自身も、そんな希望を持ちながら、星読みや心理の勉強など、
こつこつと楽しみながら続けていきたいと思っています^^☆