お問い合わせ |
占いのサイトを見ていると、
「驚愕の的中率!99.9%!!」
とか、
「背筋も凍るレベル!」
とか。
そういうキャッチコピーを見かけませんか。
正直、
いや~、よくそこまで盛るなあ・・。
と思います。
あれ、信じます?
いくらなんでも過大広告過ぎだろー、と思います。
ちょっと冷静に考えてみれば分かることなんです。
もう、理屈としておかしいですからね。
なんで、99.9%当たってると言えるのか。
その根拠はどこから来てるのか。
まず、どのくらいの確率であたっているか調べるには、
その占いを行った人に対して、
それが当たったかどうかを確認する必要があります。
そのためには、リピート率100%で、
しかも、前回の占いが当たってたかどうかを聞かなくてはなりません。
・・・絶対無理なんで。
星の数ほど占い師はいて、自由に選べる中で、
一度観てもらった先生に、必ずまた観てもらう、
しかも、全員が。・・なんてことが、あったとしたら。
もうそれは、悪い魔法レベルですから(笑)。
ちなみに、リピート率は30パーセントでもかなり高い方です。
そして、リピートしてくださったとしても、
限られた時間の中で、前回の占いがどれだけ当たっていたかを
報告してくださる方ばかりではなく、
その件には特に触れず、次のご相談の話をされたりすることもありますので、
正直、どのくらい当たっているかは、正確には掴みようがありません。
かなり前に、私が、博史先生に
「ご自身の占いってどのくらい当たっているという感覚がありますか?」
と聞いたら、
「7割くらい・・ですかね?」
と。
この7割を、どう感じられるかは、皆さんのご判断です。
しかし、あとで知ったのですが、
安倍清明とか、神レベルと呼ばれた昔の陰陽道の(占いと暦をやっていました)
プロでさえも、7割くらいだった、という文書を見ました。
7割って、皆さんでも当てられそうですか?
5割だったら、五分五分で、誰でも当てられるでしょ?
と思いますか?
白か、黒か、の占いなら、五分五分で、
確率的には誰でも平均して5割は当てられるでしょう。
でも、実際の占いは、白黒ではありません。
例えていえば、10色ある色鉛筆の中から、
ある1色を、当てる。
それを、連続して10回当てるイメージですかね。
それが、7回当たったら、結構凄くないですか?
とまあ、そんな感じで。
占いっていうものを、
ある意味では、少し覚めた目で、
そして、ある意味では、適度に神秘な視線で、
いい感じに見て頂けたらいいなと思っています。