お問い合わせ |
「空気を読む」って、よく言いますよね。
あれって、みんな、無意識的に、「守り」方向で使ってるんじゃないかと。
「空気を読む」 ⇒ 「そして、周りに同調する」
みたいな。
でも、そういう風じゃない方向へも使えるんじゃないかと、思ったんですよ。
もっと、いろいろに。
例えば
空気を読んだ上で、合わないなと思ったら、すーっと離れる。
私は、授業参観の後の、懇談会とかで使いますね~。
だって、みなさんと話が合いにくいんですよ。
他のお母さんは、「うちの子、連絡帳の字が汚くて」とか言ってるのに、
うちの子は、「連絡帳、書いてこないけど・・っていうか、
なんならそれ以前に、みんな毎日学校に行ってるだけで凄いと思うんだけど・・」
みたいな違いがありますからね。
聞いてると辛くなってきたりするから、もうそういう場からは離れてしまう。
空気を読んだ上で、あまり良くないなと思ったら、外気を入れる。
人の悪口とか、噂話とか、ネガティブな話とか、嫌ですよね~。
そういう時には、違うことに話を振ってしまう。
話題の中にちょっと出てきた単語とかを拾って、
「そういえば○○って言えばさあ~」などと言って、違う話にしてしまうとか。
それでもどうしても話がネガティブなものに戻ってしまう時には、
やっぱりスーッと離れるといいです。
あらかじめ、そういう展開が読めているような場合や、
空気が悪いわけではないけど、話がやたらと長くなる人の場合は、
スマホのタイマーを使うと便利です。
帰りたい時間に鳴るようにセットしておくと、
音が鳴ることできっかけがつかめて、
「すみません、このあと予定があって・・」と言って、帰りやすくなります。
空気を読んで、つまらんと思ったら、空気をぶっ壊す。
ぶっ壊すというのが不穏な表現ならば、おもしろくする、でもいいです。
つまらんセミナーとか、いまいちな講演会とか、残念な会議とか、
もしそういうものに参加してしまった場合、
すーっと帰るのもありですが、その場の空気を壊していくという手もあります。
私は、セミナーとか講演会とかでは、一番二番に手を挙げて質問する方です。
せっかくだから、『元を取ろう』と思って(笑)。
質問一つで、空気が生き返ることがよくあります。
どういう質問ができるか、というのも、腕の見せ所。
より深く空気を読める人のほうが、たぶん良い質問が出来るのではと思います。
その会場が、一回ぽっきりのところなのか、
それとも日常的によく会う人たちなのか、
それによっても壊し加減は変わってきますけど。
どこまで壊しても大丈夫かは、それこそ「空気を読んで」。
個人的には、アウトコースギリギリのセーフを狙うのがおすすめです(笑)。
それを繰り返すと、「変わってる人」というキャラとして認定され、
ある意味、空気を壊すことを期待されるようになったりもします。
「空気を読む」ということは、その場に支配されるような感覚を持つ方も
いるかと思いますが、その逆もできるのです。
深く空気を読むと、「何をみんながほしがっているか」「嫌がっているか」など
言語化されていない、というか、顕在意識に上がってきていないもの、
本当は少しひっかかっているけどそれを聞くのは違うのかな・・と無意識領域に閉じ込めているような思いまで、すくい取ることもできて、
そういう質問が投げることができた時には、場の空気を支配できることもあります。
これは最近、身近にあったことから、リアルに感じたことでした。
どうぞ、「空気を読むこと」で、無理に合わせて「場に支配される」ではなく、
じょうずに「離れたり」「空気を変えたり」「空気を壊したり」
なんならもっと強気に「場を支配したり」とか、ぜひ、やってみてくださいね!!