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授業参観は詩の授業だった
倒置法とか擬人法とか
詩の鑑賞文の書き方とか
もはやそんなものはどうでもいいのだ
君の胸の中にある 葛藤を衝動を情熱を ただひたすらに文字にするのだ
君のその思いを表わす言葉は
この分厚い国語辞典の中にあるか
その中の単語で表しきれない時には
自分だけの言葉を作るのだ
その時が擬人法や倒置法の出番だ
たくさんのことにぶつかれ
たくさんの問いを持て
たくさんの物語を読め
たくさんの歌を歌い
たくさんの歌詞を味わえ
その中から
君の 君だけの詩が立ち上がる
詩は情熱だ
メッセージだ
この世界にのこす遺言だ
鑑賞文なんていう悠長なものを書いている隙はない
人から人の胸へと 響き 届くもの
胸から胸へ共鳴する鼓動
行間からテレパシーで伝わる想い
それが詩の力だ