クソニンジン

「自分軸を確立し、占い依存から解放される。

今の心(念)に耳を傾け、自らの意志を実現させる。」

電話占いアストロラーベの小室博史です。


今日は薬草の話をしたいと思います。


クソニンジン


この草は、私が自宅の庭や畑で育てているクソニンジンという薬草です。


英名では、スウィートワームウッド、スウィートアニー、スウィートセージワート等と呼ばれているそうです。


ユーラシア大陸原産の植物で、中国、チベット、東ヨーロッパに渡る広い地域に生息しています。アメリカやカナダにも広く生息している地域があります。


日本には薬用植物として渡来し、現在では野生化しています。

ヨモギの一種ですが、日本では、その名や効能はあまり知られていません。

世界的には、マラリアの特効薬として知られています。


マラリアに対する有効な植物について、中国伝統医学や民間療法の調査を行い、2000もの調剤方を調べ、380もの抽出物を取り出して、マウスによる試験を行った、屠 呦呦(とようよう)と、彼女の研究チームよって、クソニンジンの抽出成分が、マラリア原虫の活動を劇的に抑制することが発見されました。


それが、1969年~1971年頃のことです。

屠の発表によると、その調合法は、1600年前に葛洪(かつこう)が著した文献に『肘後備急方』(奥の手の緊急処方)という名で記されていたということです。


1972年、屠と彼女の共同研究者たちは、その成分を「青蒿素」(せいこうそ)と名付けました。

欧米ではアルテミシニンと呼ばれており、アルテミシニンによる治療は、熱帯開発途上国の健康増進に飛躍的な進歩をもたらしたといわれています。


2015年、屠 呦呦は、抗寄生虫薬イベルメクチンの発見者であるウィリアム・セシル・キャンベル、大村智と共に、ノーベル生理学・医学賞を受賞しました。


2021年、コロンビア大学、ワシントン大学、ウースター工科大学の研究者らは、熱湯で抽出したクソニンジンの葉のエキスが、新型コロナウィルスに対して抗ウィルス活性を示したことを発表しました。


以上の内容は、ウィキペディアに書いてあることなのですが、私はこの情報を読んで、クソニンジンに興味を抱き、海外から種子を輸入して、今年の春に栽培を始めました。


その目的は、独自の薬草リキュールを作りたいと思ったからです。

具体的にいうと、『アブサン風~健康リキュール』を作るためです。


フランスの詩人ヴェルレーヌ、画家のロートレック、ゴッホに愛されたともいわれ、「緑の悪魔」の異名を持つアブサンは、ワームウッド(ニガヨモギ)や、アニスを主体とした、シンプルな薬草酒です。


そのアブサンとほぼ同じ材料を、焼酎につけてみようと思いました。

そこでワームウッドのみならず、同じヨモギの仲間でもある、クソニンジンを使ったらどうだろうと思い、育てているところです。


それは順調に生長しています。

収穫できる大きさになり、生まれて始めてこの薬草の匂いをかぎました。

香りが素晴らしく、とても甘い香りです。


その時、直感的に、”この草は強力な霊力を持っている。特に魔よけ的な力、ネガティブな影響力を跳ね返す力がある”と確信しました。


ついでにいうと、知っている人は少ないかもしれませんが、昔、渋谷のトライアングルというオカルトショップに売っていた、アブラメリンオイルというマジカルオイルの香りにちょっと似ています。


そして、現在、私が薬草としてタバコを育てている畑を提供して下さっている工務店のご主人から、畑にしていいと仰って頂いている、もう一つの別の空き地を、「魔女庭」にする構想を抱いています。


この魔女庭を、おまじないに用いる無数の草花が生息する場所にして、そこでおまじないや占いについて研究する、秘密の花園にして行きたいと考えているのです。


このクソニンジンも沢山繁茂させて活用していきたいです。

お風呂に浮かべてもいいし、お茶にして飲んでも、お酒につけても良さそうです。

そして、乾燥させて祈願に用いたり、きっと強力なマジカルオイルも作れるはずと考えています。




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アメリカ先住民のシャーマンが神聖な儀式に用いてきたタバコの伝統的品種マパチョを育てる著者



クソニンジン


現在栽培中のクソニンジン(Artemisia annua)






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