ソウルメイト談義(その3)




(和)「ソウルメイトがそもそも、みんなのイメージの中では、

”たったひとりの人”みたいな、

”世界で唯一の人”みたいなイメージがあると思うんですけど。

そうなのかもしれないけど、違うのかもしれないっていうね。

まあ色んな考え方があるじゃないですかー。

そこら辺についてちょっとこう思うところを。」


(博)「一番手っ取りはやい説明をしますとね、一夫多妻制の国って、いっぱいあるわけですよ。そういう文化って。

一説では日本だってね、縄文時代とかには、あの必ずしも1対1だったとは限らないっていう風に言ってる人もいる。

時代とか、制度とか、身分によってはね、奥さんがいっぱいいたりっていうのは普通にあることなので、」


「”彼はわたしのソウルメイトですよね?。”

”そうですよ。”と。

”でも、あなたがライバル視してる6人の女性たち、この人たちもソウルメイトですね。”

っていうことだって、あるはずなのね。

1号さんとか2号さんとかいる男性、今日だってそういう男性いますけど。

そしたら普通に制度的に認められている国で、夫婦だった場合、一夫多妻制とかだったら、

複数の女性が、ひとりの男性をソウルメイトと思ってる。

その男性にとっちゃ複数の女性、全部この人たちはソウルメイトでーす。

っていう事だってあるわけだから。うん・・・。」


(和)「さっき見ていて面白いなっと思ったのが、そのアメリカでのアンケートで、二十代、二十歳から二十九歳までの方にアンケート取りました。ソウルメイトって信じますか?、94%の人が信じてるって答えたんですよね。

だからソウルメイト見つけた!って思ってみんな、きっとそうだーとか思って恋愛結婚するわけじゃないですか、でも3組に1組分かれちゃうっていうね。」


(博)「そうですね。」


「ソウルメイトも厳しい時代になってきましたね。」


(和)「そういうことなんですかね。」


(博)「わかんないけど。(笑)」


(博)「まあでも結構日本だって、江戸時代なんか、離婚しまくってた国だからね。

明治時代になって、離婚は七人まで許すと。7人以上は離婚しちゃだめっていう法律を、わざわざこしらえなきゃいけなくなるくらい、意外に思われるかもしれないけど、それぐらいの時代、江戸時代とかは、三行半で、ちょっとうまくいかないと離婚するっていうカップルは多かったのね。

だからあの皆さんの頭の中でソウルメイトっていうのは、ラブラブだったんでしょうねと、思ってしまう人が多いと思う。でも、そうとは限らないから。

だから、ソウルメイトはソウルメイトだけど、江戸時代に結婚して3ヶ月で別れてるね、ってことだって、あり得るんですよ。

逆にそういう事例がなきゃおかしいぐらいな話ね。」


(和)「だからこう、前世からの縁とかっていうと、すごいなんかこう、素敵な感じっていうか、するんですけど、なんか前ね、わたしあの占い師になる前なんですけど、私の周りにいる人、家族とか親とか友達とか恩師とかいろんな人を、前世どういう自分と関係だったか占って欲しいって言って、本当に沢山ね、もう20人とかもっといたかな?、占ってもらったことがあったんですけど、その時にあのまあ出てきた結果としては、ほとんど前世からの縁があった人達なんですよ。で本当にほとんど関係がありませんでした、全く関係がありませんでしたっていう人たちって私が覚えてるなかでは片手に入るくらいしかいなくてですね。」


「で、なんだろう、逆にそういう人たちがすごいキラキラしてみえたわけですよ。みんな、その過去のものを引きずりながら、また来世会おうねーみたいな感じでまた会ってやってる中で、うんなんかこう何億年とかね生きてきて、初めてあったっていう人が数人いるっていうのが、で、その人たちとすごい仲良くなって、もう来世でも会いたいよね!ぐらいに仲良くなっている今があって。」


「なんだろう、そっちのほうがすごくなんかこう、貴重なんじゃないかっていうか。

まあ例えて言えば、すごくこう本当に過疎というかすごく田舎の小さい町で、例えば同級生が5~6人しかいませんとか、全校で十何人しかいませんみたいな、そういう、町でも100人ちょっとしかいませんみたいな、そういう世界に私たちがね、住んでるとして、だからそれが前世からの先祖代々からこの町に住んできました。でなんならあの子のお母さんにおむつ変えてもらったことがあるとかね、そういうものすごく狭くて濃い人間関係の中に、例えばなんか、新任で都会から先生が来ましたとか、移住者が来ましたとか、めっちゃキラキラして見えると思うんですよ。よその人が来たー!みたいな。逆にそーゆーものなんじゃないかなあって思ったわけですよ。」


「ソウルメイトじゃないですって、前世からの縁とか別に無いみたいですよーっていうことの方が、ねえ何億年生きてきて、今始めて会った魂って、すごいなんか、新鮮でいいんじゃないかって思ったりね。」


(博)「そうですね、うん。なんかね、ソウルメイトって言ってもらえたら、ああ良かったわってなってね、じゃないって知ったら、ガッカリ~みたいなね、それはちょっとね、おかしいと思うんですよ。」


「その人が過去生で知り合ってるか、知り合ってないかっていうことと、その人とこの先ね、恋愛的に進展するか否か。たとえばお互いが幸せな気持ちになれて、相手のことを深く知れるかどうかっていうことは別問題なので。過去生でたとえば何百年、何十年一緒に暮らしてたからといってね、今世で会った時に、その人の人となりをね、じゃあ分かるか?、それを実感として分かるか?、っていわれたら、分かんないわけですよ、ほとんど。わかんないから、だってそもそもソウルメイトですかって聞いてきてるわけだし、その人のこと知るためには、結局はまあお付き合いして、ちょっとずつ、”趣味は・・・ジャズを聴くのが好きです”とかって言って、そうやって知り合って行くしかないわけで、結局やることは同じなんで。」


「別に特別な人間なわけじゃない。みんな誰しも普通の人間で、普通の人間同士がある一時、一緒にいたことがあるよね?、っていうだけの話なので。

そんなに美化するもんでもないっていうか。

輪廻転生っていう宗教観から見たら、美化する何かでは無いわけですよ、そもそも。」


「でやっぱりそれは、欧米社会の中でもね、ソウルメイトっていう言葉の流行を、危惧する意見っていうのもあるらしくて。

ごく普通に出会って、まあ色々ね、ちょっとずつ知り合ってね、温めて行くそういう関係性っていうものが軽視されちゃって、ひたすらその~なんか、遠大な理想というかね、絵に描いたようなそのプロフィールですよ、そういう勝手な自分の、非常にわがままな、ええ”異性に対する願望の投影”ですよ、それがソウルメイト像になってしまって、そのめっちゃ高い期待感を持った者同士が一緒になっちゃった日にはね、

そりゃ離婚率も上がるでしょうっていうぐらい思えるんだ。」


「だから、なんかその、ソウルメイトっていう言葉が、あまりにもね、あの綺麗に語られ過ぎている感じがあるんです。」


(和)「まあ前世どっかで一緒だった人ぐらいのね、感じで捉えてもいいのかもしれなくって。前世どっかで一緒で、楽しい思い出を沢山作ったのかもしれないけど、途中でなんか喧嘩とかしちゃって、すごく気まずくなっちゃって、だから復縁を今回やり直そうかみたいな。ほら、結婚して、離婚して、その生きてる最中にもう一回復縁してとかあるじゃないですか、あれを、なんかその復縁できない状態で死んじゃって、で生まれ変わってきてじゃあ復縁しようかみたいな、でもまた揉めるかもしれないですしね。」


(博)「そういうこともあり得るし。」





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