不登校が「治る」?



不登校が治る?



アストロラーベの活動をするにあたって、


一般の人に比べて、とても縁遠かったSNSの世界ではありますが、


インスタなど、始めてみました。


もう、半年以上経つのかな?


で、いろんな投稿が流れてきますよね。


その中に、


「我が家の子供3人の不登校が、一年半で治った!」


というのがありました。


たしか、ママ自身が悩んで、学ばれて、


そして子育てのコーチかカウンセラーになられた方だったと


思うのですが。


「すげ~!」


と思った反面、「治る」という表現に、


ちょっと引っかかりも感じました。


治るって・・病気じゃないんだからさあ。


なんか、病んでるみたいじゃないですか。


まあ、病んでる子もいると思いますが、


いたって元気に不登校してる子もいるんじゃないでしょうか。


治る・・って・・。


別に、治さなくてもいいんじゃないでしょうか、場合によっては。



不登校関係の専門家、もしくは、支援者のアプローチって、


大きく二つに分かれるように思います。


「登校出来るようになる」っていうのがゴール、


という風に見るスタイル。


「登校しなくてもいいじゃん」っていうスタイル。


正直、どっちでも良いような気がしてるんですよね。


本人の望む方で。



でもこれが、本人の望み(希望)と言っても、


それが純粋に本人の希望なのかどうか、


分からない場合も、けっこうある様に思います。



それこそ、これもインスタの投稿でしたが、


なかなか衝撃的な映像を見たんですよ。


年長さん3人くらいを、その投稿の作成者が、


ランドセルをいっぱい並べてあるところに連れて行くんですね。


今、すごく色とかも種類が多いですよね。


30種類くらいあったかな?


で、「どのランドセルがほしい?」って聞くのです。


で、その子供たちの両親は、別室でモニタリングしてます。


子供たちは、親から特に希望を聞いてなくても、


ほぼ、両親の期待に沿ったものを選びます。


「男の子だから黒」とか


「汚れにくいからブラウン」とか。


親は、「あ、そうそう、それだよね」って見てる。


で。


その後。


投稿者(撮影者)が、もう一度聞くのです。


「自分が本当にほしいのはどれ?」って。


そうすると、黒を選んだ子は紺だったり。


汚れにくいブラウンを選んだ子は、本当は白だったり。


親御さんたち、びっくりしてました。


子供たちって、言わなくても、


親の思いを汲んで、察しているんですよね、


自分がどうふるまってほしいのか、小さくてもわかってる。



そういうことが、不登校でもあるんじゃないかと思うんですよね。


自分は本当は行きたくはないけど、


お母さんが、お父さんが、行ってほしいと思ってるから


行かなくちゃ、って。


もはや、どっちが本当の気持ちか、


自分でもよくわかんなくなってる、とか、


あるんじゃないかって。



そこら辺のことを思いながら、不登校が「治る」って


なんとなく「親から(大人から)目線」なように感じたのですが・・


いかがでしょう?


私の気のせいかな?



結果、学校に行っても行かなくても、


どちらでもいいのだけれど、


学び続けることだけはした方がいいよね、


というのが、私の変らない考えです。



そして、同時に、


「自分の本当の気持ち」っていうのも


わかったほうが良いよね、


というのも、またもうひとつ、


変らない考えです。




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