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我が家の子育てシリーズ。
今日は「壊れたレコード」篇。
レコード、そんなアナログな!
って、リアルなレコードの話ではありません(笑)。
子育てスキルとして、カッコよく、長く言いますと、
「ブロークンレコードテクニック」っていうやつで。
まあ、日本では「壊れたレコード」という訳で使われています。
例えば、どこのお家でもよくあるのではと思いますが。
「宿題をやってほしい」
この時に、どういう風に言うか。
よくありがちなパターンとして、
このようなものがあるかと思います。
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母 宿題やったの?
子供 まだ!
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母 宿題終わった?
子供 まだだよ。
母 なんでやってないの?!
学校から帰ってきたらやるって、昨日約束したでしょ?
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母 宿題やってる?・・やってないの?
なにやってんのあんたは。
お兄ちゃんが小学生の時には、もっとちゃんとやってたよ。
そんなんだから成績があがらないのよ。
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母 宿題、できた?・・まだ始めてもいないの?!
どうしてそんなにお母さんのいうことを聞けないの?
日曜の遊園地、行かないことにする?
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っていう。
だんだん、繰り返すごとに、感情がヒートアップしちゃうパターンですね。
で、もしこんな展開になっちゃったりすると、
たぶん子供は泣いちゃいますよね。
で、お母さんの方も言いすぎたかなと思って、
自分で傷ついてみたり、反省してみたり、
でもやっぱり子供も悪いだろとか、
将来のことを心配しているからこそ言うのに・・とか、
しまいには、パパが全然言わないから私ばっかり損な役回りで・・とか
なんか、いろんなことを考えすぎて、
いろんな気持ちになりすぎて、
それだけで疲れちゃいます。
これを防いでくれるのが、「壊れたレコード」スキルです。
例えばこんな感じになります。
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母 宿題やろうかー。
子供 わかったー。
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(宿題やってない)
母 宿題やろうかー。
子供 今、動画見てるから、これ終わってから。
母 あとどのくらいで終わる?
子供 10分くらい。
母 じゃあ、それが終わったらやろうね。
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(相変わらずやってない)
母 あれ、宿題まだなんだね。宿題やろうかー。
子供 クッキー食べ終わってからー。
母 クッキー食べながらやってもいいよ。
3分でもいいから、宿題やろうか。
子供 3分でもいいの?だったらやる。
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すみません、リアルな感じを出していこうとすると、
最後に壊れたレコードとは違うものを出してしまいました(笑)。
でも、これも一つのスキルなんですね。
どうしても宿題ができにくい場合は、
初めに、5分でも、1分でも、という
分割形式でやる、という方法もあるのです。
後に残ってはしまいますが、
とりあえず、5分やったら、全体が15分で終わるものなら、
残り10分にはなるわけです。
1分でも、宿題を出して、開いて、
鉛筆を持って書き始めるところまではやるので、
その、「開いた状態」から、次は始められるわけです。
最悪、5分しか出来なかったとしても、
0分ではなく、5分は出来たわけです。
この手法で一番お伝えしたかったポイントは、
「自分自身が消耗しない」ということです。
いろいろな言葉を交えて話すことで、
論点がずれてしまったり、
必要以上に自分の気持ちがヒートアップしてしまったり、
そして、子供もへこませてしまったりしがちなので。
たんたんと、何回でも、お願いしたいことを言う。
「洗濯物たたんでね」
「お皿運んでね」
などの、お手伝い系にも活躍してくれる言葉です☆
ちなみに、大人同士のおつきあいでも、
特に「断りにくい性格」の人には
なかなか使えるスキルみたいですよ。
例えばこんな感じ。
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友人 今度の金曜の夜、飲み会があるんだけどどう?
自分 ごめん、金曜の夜は大事な予定が入ってて。
友人 そうなんだー、でも、久しぶりにAさんもくるよ?
自分 そうなんだね、でも、その日は大事な予定が入ってるから。
友人 会場も美味しい飲み屋だし、ぜひ来てほしいな~
自分 いや~、ほんとに金曜の夜は大事な予定があってね~ごめん!
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同じ台詞を繰り返すことがポイントだそうです☆
この壊れたレコードスキルは
私もやっていますが、
自分の感情を高ぶらせないために
とてもいい感じだという実感があります☆
ただし、うちの子供たちは、なかなかつわものなので
それで毎回思うように動いてくれるかどうかというのは、
またちょっと別の話で(笑)。
そんなあたりも、まただんだんとお伝えしてまいります。
子育てでお悩みの方、
こんなざっくりな子育てをしてる私と話してみたい方、
多少気が楽になるかと思いますので、
気が向きましたらご連絡くださいね☆