こけるところまで見る



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子育てをしていると、子どもの行動を見ていて、このまま行ったら絶対失敗するな~、とわかる時があります。


うちで時々あるのは、上履き洗い。


金曜日に声をかけて洗わない。 土曜日に、「日曜は天気よくないみたいだから、今日洗っちゃえば?」と、声をかけても洗わず。

曇り時々雨、みたいな日曜日の、昼頃に洗ったりして。

まぁ…カラッとは乾きませんよね。 で、若干湿ってて気持ち悪さのある上履きを履くことになる。


で、どうよ?って話なんですね。

いいのかい、本人!?

次回もこれでいいのかい?

ってことなんですね。


失敗して、自分で考えて、次回どうしよう、これが大事な経験なんだと思います。


だから、親が洗ってしまったり、

無理に洗わせるのは、

本人にとって学びが少ないのではと思います。


なんなら、本人が洗いたくないなら、しばらく放っておくのも手だと思います。


たとえば、先々週も、先週も洗ってない、今週も洗わないと言っている。

さぁ、どうしましょう?


友達に「きったねえ~」と言われるかもしれません。

その前に、自分で気がついて、

ヤバいわ〜、と思うかもしれません。


良くない展開パターンとしては、

それでイジメられる、

イジられるとか、

本人が傷ついちゃう、

なんてこともあるかもしれません。


他のパターンだと、

これが、夏休みの宿題なんかの場合も、

悩みますよね。


いつやるのか、

無理にでもやらせた方がいいのか、

本人に任せていいのか、

やらないという選択はありなのか、

やらないままちゃんと開き直って学校に行けるのか、

学校行くのが嫌だ、とか言い出さないか。


コケるまで見る、と言っても、

どこまで見てて大丈夫だろう?という、実際問題もあります。

やはり、命に関わるようなことや、

大ケガをするようなこと、

これは避けるべきでしょう。


現実問題になると、

私も、迷うことは多々ありますが、

基本的な大枠としては、

「命に関わること」

「取り返しのつかないこと」

でなければ、

どんどんいろんな経験をして、

たくさんコケてみたらいいと思っています。


心身共に、すり傷や切り傷、

あざなども作り、

その痛みを知ることで、

人の痛みもわかるようになるでしょう。


何度もコケるうちに、

コケ方もうまくなり、

キズを負わないコケ方が

できるようになるでしょう。

つまり、受け身が上手くできるようになるということですね。


自立するということは、

親掛りでなく、

いろんなことを自分で決めたり、

それが失敗しても立ち直ったり、

人に助けを求めたり、といったことが

できるようになることだと思います。


だから、親がいるうちに、

親の見ていられるうちに、

それをさせてあげることが大事なのではと思います。


それを、親が何でも決めてしまい、

失敗はさせないようにし、

助けを求める前に手を差し伸べてしまったら、

子どもは自立できないまま、

大人になるしかないと思います。


コケたことのない大人が

(挫折を味わったことのない大人が)、

40代とか50代になって、

いきなりそんなことにさらされたら…と思うと…

…非常に心配ですよね。


心がポキッと折れちゃうのではないでしょうか。


何度も何度もコケては、

立ち上がって来た子は強いです。


なんぼコケても、

また立ち上がればいい、

立ち上がることができると、

身にしみて知っているからです。


ついつい、先に先に、

失敗しないようにと、

手を差し伸べてしまう親御さんって

多い気がするんですが、

その子のことをよく観察して、

この辺が限度、というのを見極めて、

放っておけばいいのではないでしょうか。

横目で見つつ。

あ〜、コケるやつだ〜、と思いつつ(笑)。

あー、やっぱりコケたわ〜、

と観察しつつ(笑)。


ある意味楽ですが、

心にはちょっと力がいります。


でも、自分でやってみて、なかなかおすすめの方法です。

子どもに、自分で考えて、

どうにかする力が身についてきます。



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