祝・たけのこすくーる開校!②



kokuban



昨日の続きです。


2時間目、3時間目はお琴。


うち、仕事柄、珍しくお琴なんかありまして。


たまたま出しっぱなしになってたんで、弾いてみようか、と。


お琴って、普通、「平調子」っていう音階の、調弦をするんですね。


ドレミじゃないんです。


みーには、小さいときから、少し、


平調子の弾き方は教えてきたのですが。


それをまず最初に、ちょっとだけやって。


その後に、私もいつかやってみたかった、


「ドレミ音階」に調弦しなおして、現代の曲を弾くっていう。


それを課題に出しました。


ノーヒントです。


自力で何とかしてみてね、というかなりの無茶振り(笑)。


かなりのところまでなんとかやってましたが、


途中で、「無理だ~」と言ってきました。


実際、私もやり方など知らないので、


YouTubeで、「琴 調弦 現代音楽」とかで調べて、


「これ見てやってみー」と。


しばらくして行って見ると、


チューナーを自分でダウンロードしてやってました。


さすが現代っ子!


しかし、途中で疲れてくじけそうになっていたので、


私もチューナーがあればできるので、半分ちょっと、


音を合わせて、あとは彼女に頑張ってもらいました。


で、弾きこなすまではいきませんが、


簡単な童謡や、「君の名は。」の歌とか、「君を乗せて」とか


まあまあそれなりに弾いてました。


時間を忘れて、疲れ果てるまで弾いてました(笑)。



3、4時間目は、家庭科。


和風パスタを作って食べました。


庭にあるシソを採って来るところからで、


たった2分くらいで、5箇所くらい蚊に刺されてました。


ふふふ。


いつも出されたものを食べてるだけだと、


調理以前にこういう大変さがあるのを知らないであろう(笑)!


思い知ったか!(笑)



5時間目は、読書


としてみたのですが、「疲れちゃって無理だー」というので


雑誌の片付け。


子供向け雑誌が、たまりにたまって、山になっているので、


それを、必要な部分があればとっておいて、


あとは処分しようね、っていう


5時間目は 片付け


ということにしました。



なんか、とりあえず、楽しかったですね、初日。


みーも、楽しそうでした。



自分で、一番意外だったのが。


自分自身の心の動きです。



本格的に学校に行かなくなっちゃったらどうしよう、


みーの進学や仕事については?


面倒を見るにしても、自分の仕事との両立は?


とか、考えると、なんだか気が重くなったりもして。


ここには明るいことを書いてることが多いと思いますけど、


正直、そんな重たい気持ちにもなったりすることもあるわけですよ。



ところが。


よし、この際は、いよいよ「たけのこすくーる」だな、と


腹を決めた初日の今日。


自分の、一番感じた思いは、何であったか。


たぶん、ほとんどの人は、当たらないと思います・・(笑)。


それは。


「文科省から、教育の手綱を取り返した」


という思いでした。


「学校から」ではないですよ。


学校の先生は良くやってくださっていると思うし、


文科省の指導の下に動いているわけですから、基本的には。


いや、文科省が全部悪いと言ってるわけでもないです。


小学校までの学力を付けていただき、


そして、次男は、特別支援の教育で、


本当にどれだけ育てていただいたか、


親は何もしなかったような気さえします。


ありがたいと思っています。


しかし、その上で。


自分が、中学以来ずっと思ってきたこと。


特に、中学校以上の勉強は、


一体何の役に立つんだろうか、ということ。


いや、人によっては、ものによっては、


役に立つと思います。


でも、相当、使わないことも多いです。


数学のルートとか、因数分解とか、関数とか、


古文、漢文、県庁所在地、その他諸々、


ほとんど知らなくても困らなかったと思う。


っていうか、必要だったり、好きだったりすれば、


そのうち自然に学ぶようになるんじゃないのかなあ?


それより、もっと生きてて普通に使う、


「経済」とか、「心理」とか、なんなら「片付け」とか


そういう役に立つことを教えて欲しかった~!と


15才の時の私は思ったまま、今日に至っているわけです。



私と娘は、違う人間です。


だから、興味の方向もちょっと違います。



だから、「私のやりたかった『こと』」ではなく


「私が学びたかったような『方法で』」、


どうやって学ばせてあげられるか、ということを


実験していくんだなという気がしています。



娘のためでありつつ、


私の中にいる、学生時代の自分のためにも


何かを満たしていく活動になるのだろうと思っています。





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