声の大きさを、数字で表す。

昨日は「聞く」ことのお話でした。


対になることで、「話す(声を出す)」ことについての


まめ知識をお伝えします☆



自閉傾向の子達って、


声の大きさの調節が難しいことがあります。


長男の友達にもそういう傾向の子が多くて、


「なんで通常モードで、そんなにおっきい声!?」


ってことが、結構ありました。


ので、図書館で借りた本に、こんな表があったので、


コピーして、部屋に貼っておきました。



「 声の大きさ 」



ボリューム5 ★★★★★

とても大きな声


運動会の時、校庭で友達を応援する声。

せいいっぱい大きな声を出す。



ボリューム4 ★★★★

大きな声


教室でみんなの前に出て発表をする時の声。

遠くの席の子にも聞こえるように、大きな声を出す。



ボリューム3 ★★★

ふつうの声


親や先生、友達と話すときの声。

周りの人に聞かれてもよいことを話す。



ボリューム2 ★★

小さな声


まわりの人に聞かれたくないことを話すときの声。

話し相手にだけ聞こえるようにする。



ボリューム1 ★

とても小さな声


赤ちゃんを寝かしつける時の子守唄。

眠っている人の近くで話すときの小声。



ボリューム0

声を出さない



っていう感じですね。



そのお友達にも使っていたし、


次男にも使っていました。


「今、出している声は4くらいだから、


3くらいでお話してくれるかな?」とか。


そういえば、そういうアプリもあるって聞いたことがあります。


話している声の大きさによって、


表示されている風船の大きさや色が変わるっていう。


目で見て、「あ、大きすぎるんだな」ってわかる。


小さい子には、12345でわかりにくいようなら、


アリさんの声、ねずみさん、きつねさん、ゴリラさん、恐竜さん。


とかでも、いいかもしれないですね。


とにかくこれは、


「耳(音)」から入りにくいものを、


目とか数字とか動物のイメージとか、


「音」じゃないもので伝えようとする試みです。



逆に、目で見て頭に入りづらい子の場合は、


教科書などをテープに録音して、


耳から何回も聞いて覚える、なんていう方法もあります。



これは自閉傾向の子だけではなく、


入力方法を変えると入ることがある、というのは


一般の人にも言えることだと思います。



ちなみに、感覚を使うという上で、


どのようにしたら一番頭に入るかというと。


「五感をなるべくフルに使う!」


と、頭に入りやすいんだそうです。


例えば、英単語で言えば。


1 目で見て覚える。

(使っているのは目だけ)


2 書いて覚える

(使っているのは、目と手)


3 書きながら発音する

(使っているのは、目と手と口と耳(聞こえてるから))


という様に、覚えるレベルが上がるそうです。


それは、五感をたくさん使えば使うほど、


脳が「大事なものだ、覚えなくちゃ!」って


思うからなんだそうです。



そういえば妹が学生の時に、


「塾の先生に教わった~」といって、


「ゲゲゲの鬼太郎」の歌にあわせて


「♪ゲ・ゲ・ゲゲゲのゲ~」⇒「♪か・か・活用形~」


「♪朝は寝床でグーグーグー」


⇒「♪くー・から・くー・かり・しー・き・かりー」


とか、古文の活用を覚えてましたね~。


意味が分からなくても未だに姉が言えるあたりが、


素晴らしい教育メソッドだったんだろうと


思わされます(笑)。


何かのお役に立てて下されば幸いです☆




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