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今までさんざん書いてきました、
「勉強ってなんのためにするのか」シリーズですが、
このたび、昨日、記事にした、
五味太郎さんの「じょうぶな頭とかしこい体になるために」という本の中に、
今まで私の中になかった考え方があったので、
ぜひ、ご紹介したいと思いました。
一部、引用させていただきます。
「ぼく 算数がきらいだ!」(7頁)より
学校での学習というものは、生活してゆくうえで必要だと思われることを、
前もって学んでおくということもありますが、それ以上に、
その人個人がどんな性質の人なのかを、自分自身で発見してゆくためのものです。
自分がどういう性質の人間なのかを、いろいろな学習をとおして見出してゆく、
そのために学校には多くの種類のカリキュラムが用意されています。
ですから、すべての学科において平均的に優秀である、というような人がいたら、
これはちょっと問題で、別な言い方をすれば、はっきりとした性質がない、
あるいは発見できていない、ということになります。
なるほど、なるほど~って、とっても自分としては腑に落ちました。
高校生の時、私の通知表には2~9まで全ての数字があって、
でも、ちょっとそれが気に入っていたんです。
すべてが4~6とかより、おもしろいよね、って。
あの感覚は、合っていたんだなと思いました。
そして、完全に文系型で、数学では0点をとっていた私が、
今、数学はきらいですが、かなり論理的な思考をすると言われたりします。
どこかが数学的な思考回路なんでしょうね。
人間って、必要に応じて、大人になっても、いろいろな部分が伸びていくものです。
面白いなって思います。