「解散!」というカードの裏側。

前回、「蟹座の人々」の中に、国会議員の話が出てきましたので。


ついでってわけじゃないですけど、たまにはちょこっと政治の話など。



少し前に、「衆議院解散か?!」というのがありましたね。


衆議院って任期4年なんですけど、まず4年間任期を満了することは少ないのです。


(ちなみに参議院は任期6年で、任期は6年満了します。)


なぜ参議院は任期を満了して、衆議院はしないのか?


それは衆議院には「解散」があるからです。


早いと2年くらいで解散しちゃうことも。



ここで問題です。


野党議員が「理由無き解散だ!」なんて叫んだりしますけれども。


解散の「理由」って、なんでしょうか?


えっと、「理由」って言う言い方も、


ちょっと違うかもしれないんですけどね。


正解は、「与党の都合がいいから」です。


もう少し詳しく説明しましょう。



解散を決めることが出来るのは「内閣」です。


つまり、簡単に言えば「与党」ってことです。


だから、先の問題の正解を、詳しくどストレートに言うならば、


「与党が選挙に勝てそうな時期を、見計らって解散する!」


ってことです!


だから、元々、解散にまともな理由なんてないといえるでしょう。


内閣の支持率とかを見て、今なら勝てるかな~どうかな~と


いつ「解散!」のカードを切ろうかな~と常に狙っている。


で、いい感じになってきた頃を狙って、


支援金、給付金とかを、国民にばら撒く。


そうして国民が「やっぱり今の政府、いいわ~、お金くれるし」


って、気分が上がったところで「解散!」というシナリオになってます。


もう、これは毎回恒例と言っていいでしょう。


そして、国民は、お金をもらったばっかりで、


ちょっと気分が良かったりするもんだから、


結構な確率で「今の与党」に投票するのです。


そうすると、与党がまた勝てるようなことになっております。



さて。ここでひとつ気をつけなくてはいけないのが。


そうやって「ふわっ」と投票して勝たせた党が、


実は勝ったら「本当はなにをやりたいか」ですね。


増税とか、社会保障とか、難しいエネルギー問題とか、


耳が痛くなるようなそういう話は


選挙で勝った後に、「実は・・」って出してきますね。


「おいおい、そんなこと聞いてないよ!」


みたいなことも、


「えっと、皆さんから圧倒的な支持をいただいておりますので」


って、言ってきますからね。


「そんな法案にOK出したわけじゃないよ!」って思っても、


「党の要綱の細かい字には書いておりますが」って。


そういう感じ。


まあ、党の要綱の細かい字までは見なくてもいいです(笑)。


できれば、前回の選挙で


「選挙に勝ったらこういうことを言い出したな・・」って


いうことがあれば、それを思い出していただいたり。


あとは。野党が「与党はこれを狙っている!」とか


必ず指摘してきますから、それを読んで頂くとか。


別に、与党に投票しちゃダメとか、野党に入れてという話ではありません。



「解散」というカードの裏のからくり。


無意識にそれに乗っけられて、


なんとなくフワッと投票してませんか?っていうこと。


それって、為政者の思うままになってるんですよという事実。


それを知って頂きたくて。


いろいろと考えて、与党がいい、野党がいい、


それはもう個人の自由です。



ただ、国を動かしているあなたの1票が、


ふわっとではなく、意思を持って投票されますように


という願いをこめての、情報でした☆



たまには政治の話も出していきますけど、


なるべく分かりやすく書きますので、


お付き合いくださいませ☆



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