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私が、次男に障がいがあると知ったのは、
本当にひょんな出来事からでした。
きっかけは、長男が保育園に通っていたときに、
その保育園の玄関に、子育て講演会のチラシを見つけたことでした。
「子供の能力を伸ばす」みたいなタイトルだったかな。
なんとなく気になって、行ってみたんです。
そしたら、それが「発達障がい(自閉症スペクトラム)」の
お話でした。
聴いているうちに、(これは次男のことだ)と、ピンと来ました。
まだ次男は1歳ちょっとだったと思いますが、
すでに、何かとても変わったところがあり、
(なんかこの子は違うな~)という感覚があったので。
いくつか例を挙げると、
・抱きにくい
(抱っこしても、こっちに添ってこなくて身体を反らす)
・視線が合いにくい
・怒っても伝わらない(笑ってたりすることも)
・1人で何でもやってしまう(親を頼らない)
・落ち着かない
そんな感じでした。
(なんでかな・・)と思っていた項目に、
ピタピタピタッと当てはまり、「ああ、これか!」という
感じでした。
そしてこの講演会がまた、非常にわかりやすく、
また、お話の方向が明るくて。
良かったんですよ、とっても!!
ざっくりと一言でまとめると、
「発達障がい(発達凸凹)というのは、
その子の中に、得意と不得意が「濃く」ある、ということ。
そして、ある程度は、誰にでもあるのだと言うこと。
そして、その能力の凸凹は、時として凄い才能になることもある。
それらを生かしている人もたくさんいること。」
そんなお話でした。
とてもポジティブな話でした。
自閉傾向(発達凸凹)がある、もしくは
あると思われる有名人の名前など、
たくさん出してくださいました。
有名なところから言えば、
エジソン、アインシュタイン、ディスニー、
坂本竜馬、黒柳徹子、のび太、ジャイアン、
おそらくは、長島茂雄やイチローもそうだろうと。
イチローとか、意外かもしれませんが、
専門家から見ると、結構(そうなのでは?)と思うそうで。
特に、彼の尋常ではないこだわりの強さから
そう感じるのだといってました。
例えば、「休みの日の?、昼ごはんは絶対にカレー」、とか。
リポビタンD?か?あれ系の瓶のドリンクが好きで、
それを10本かな?まとめて入れるケースを
特注で作ってもらったり。
他人のバットは、「取って」と頼まれても
絶対に触らなかったり。
(これには理由があって、自分のバットの重さと感触が
グラム単位で完全に身体にしみこんでいるから、
他の人のバットを持ってその感覚が狂うのが嫌だったそうです)
イチローって、とにかくひたむきに、
ただただひたむきに、コツコツコツコツと
積み重ねる人、というイメージがありましたが、
そういうことが得意だったりする面も、
自閉傾向の一部の人にはあるんですよね。
繰り返すことが好き、苦ではない、みたいな。
坂本竜馬なんかは、
「止まってることができない。考える前に動いちゃう!」
みたいなことで、日本を変えていく原動力になったわけですし。
だから、能力の凸凹はコインの表裏なんです。
「落ち着きが無い」⇒「行動力がある」
「こだわりがつよい」⇒「ひとつのことをやりとげる」
みたいにね。
それが悪く出るか、良く出るか、というだけの問題。
言い方を変えれば、それを「生かせるかどうか」という問題。
そんな気づきを与えてくれた講演会でした。
我が子が(場合によっては、自分や、パートナーが)
障がいを持っている、ということを認めることを
「障がいの受容」という言い方をするのですが。
この「障がいの受容」って、大変なこともあると思うんですが、
私の場合は、この1回の講演によって、本当に救われて、
かなりポジティブな感じで、すっと「受容」することが
出来たように思います。
お子さんや、パートナー、ご自身などに
同じようなものを持たれている方。
大丈夫ですよ。
一つの特徴ですから。
それを良い方に使っていきましょう☆
私の感覚ですけど、世の中の「変わってる人」と
いう印象の方は、相当な割合で
「発達凸凹」持ち、だと思います。
そして私は、変わった人が大好きですっ☆
自分自身もADHDを持ってますけど、
どうやってそれと付き合っているかとかも、
またお話していきたいと思っています☆
そういう関係の話には、
まずまず強いと思いますので、
何かご相談がありましたら、お待ちしています☆