我が家の不登校(?)対策。(GW明け篇)

GW明け。


不登校、行きしぶりなどのお子さんがおられる親御さんにとっては、


夏休み、お正月明けに続いて、ちょっともやもやしがちな


今日明日あたりではないでしょうか。


ということで、今日の話題は不登校周辺のことで!



我が家の末っ子のみーこ(仮名)は小6です。


小4までは、「学校が休みなんてつまんない~!」くらいに


学校が大好きだったのに、小5から行くのがつらくなりました。


理由はクラスの雰囲気がイヤだったから。


もう少し具体的に言えば、やかましすぎたから。


いや、兄は二人いるし、かなりやかましい中で育ってるんですよ。


でも、「集中したい瞬間にうるさい」という、このことが、


どうしても耐えがたく嫌だったみたいで。


(でも他の子からそういう苦情があがっているとかは聞いてないので、


たぶん彼女の特性的なものが絡んでる気がしています。


ここらへんのことは、また機会を作ってお話できればと思っています。)


で。


不登校あるあるでしょうが、


「学校行きたくない」「クラスが嫌だ」


「お腹が痛い」「気持ち悪い」


「どうしてもいかなくちゃいけないの」


「遅れていきたい」・・・


まあ、このへんのやつが始まりました。


言うほうもつらいでしょうが、


言われるほうも、ううっ・・ってなりますよね。


実際に言われてみると、まあまあ重たいものです。



私は性格がかなり大雑把なところがあって。


我が家の不登校対策は、ざっくりこんな感じでした。



1段階目


☆「学校は行くものです!」と言う


ポイントは、「行きさえすればいい」というところです。


遅れて行こうが、授業中寝てようが、保健室に行こうが


なんでもいいから「行く」。


それが基本です。という。


どういう意味かと言うと。


一つは、親サイドの正直な理由としては、


私がまあまあ結構やることの多い人なんで、


家にいてもらっても、あまり構ってられないというのがあります。


で、構わないでおくと、みーこは勉強しないので。


で、もうひとつ、


なんで遅刻しても寝てても保健室に行ってもいいかというと、


それはそれで、家でテレビを見ているよりも、


そこに学びがあると思うからです。


友達に「どうした?」って言われてみたり、


寝てるのはやっぱり恥ずかしいよなって思ったり。


やっぱり学校に行くといろんな刺激があって、


色んな思いをしたり考えたりするじゃないですか。


それ自体が勉強だよねって思うから。


まあ、できれば、


遅刻も早退も、居眠りもなく行ってくれれば一番いいんですけどね!



2段階目


☆学校には行かなくても、勉強はするものです!と言う


1段階目でちょっと頑張ってみて、


どうにもこれはだめそうだな~という感じがしたら、


そんなに長時間は戦わず、


ぱっとこちらに切り替えます。


「じゃあ、家で勉強するなら行かなくてもいいよ。やる?」と。


みーこの場合は、必ず「やる!」と言います。


で、ここが私的にはポイントなんですが、


「時間割どおりにやる」っていうのを基本にします。


体育なら外で縄跳びとか。


理科なら、その単元の動画を見るとか。


国語や算数ならドリルとか。


休み時間も、給食や掃除の時間もきっちり。


学校の時間は、もちろんテレビやスマホはダメ。


だらだらしなくていいですよ。


ただ、難点は、時間の管理が大変なこと。


携帯のアラームとか使ってみたりしましたが。


お仕事で外に出る日なんかは、管理してあげられないですしね~。


自分で管理できるような子ならいいですが・・


実際、なかなかそんな子ばかりではないですからね。


うちのみーこはダメそうです・・。


親が家にいなくて、本人が自己管理できにくい場合、


というのが、なかなか難しいパターンのように感じます。



3段階目


☆勉強も全然できない時は、病気です。ってことにする


実際には、まだここまでうちでは行ったことがありません。


概念として存在しているだけです。


「子供は学ばなくてはならないものだ。


なぜなら、大人になって生きていくために


いろいろと学んでおかなくてはいけないことがあるからだ」


というのが、私の中の、基本中の基本です。


だから、勉強も出来ない。となったら、


それは「病気なのかー。じゃあ仕方ない、休もうか。


遊ばないでふとんかぶって寝とけ。」っていう「概念」なんです。


でも、ここまでくると、実際には、


結構、事態がややこしく複雑な事になっている可能性が高いと思うので、


実際に「病気なんだから寝とけ!他に何もするな!」と言っていいものか


これは、保証しかねます。


ゲームに没頭することで命を繋いでいくような子もいますし。


そこからなんらかの光を見出す子もいますし。


私も高校生の時に、しばらく学校に行かずに布団をかぶってましたが、


時々は本を読んだりもしてましたし。


できることならば、この3段階目までに来ないうちに


食い止められたらいいのかなと思います。


それには、あんまり1段階目、2段階目で頑張らせすぎないことが大事かなと。



宿題が出来なくても、友達が少なくても、遅刻しても、


学校に行けてれば、おおむね大丈夫と思います。


その中から、きっと何かしら学んでいると思います。



そして、学校に行けなくても、学んでいれば大丈夫です。


クラス替えとか、進学の時とか、


何かのきっかけで復帰できる時があります。



最後に、学べなくなっても、とりあえず生きてさえいれば大丈夫です。



そこから還って来たのが私です。


生きるか死ぬかの世界から還って来たから、


今でも時々その事を思い出して、


生きてるっていいなあと、世界が輝いて見える瞬間があります。



小さなことですが、大事なことがありました。


それは「おおざっぱでもいいから、軸がブレないようにする」


ということです。


うちの例で言えば、


「行きさえすればいい、遅刻しても」と昨日まで言ってたのに、


急に、「遅刻なんて人間として礼儀がなっとらん!」


みたいなことを、今日言われると、びっくりしちゃう


っていうことですね。


それは、もちろん、遅刻はしないほうがいいし、


社会常識としては、むしろしちゃダメなんでしょうが、


昨日まではそういうルールで、「行けないよりいいよね」


でやってたんだったら、親が勝手に変更すると、


子供はびっくりして不信感を持ってしまいます。


野球はほんとは、一塁、二塁、三塁、ホームベース、でやるものですが、


人数足りないから、二塁を抜いちゃってやる草野球みたいな話です。


「人数が増えたから(段階があがってきたから)、


ちゃんと二塁も入れてやろうぜ~!」っていう相談、


つまり、「学校もつらくなくなってきたみたいだから、


だんだんと遅刻しないでいけるように努力してみようか?」


っていう、現状の確認とルールの再設定をしてから、ってことですね☆



関連情報として。


お世話になった先生が、不登校関連の動画作ってます。


「不登校チャンネル」で検索すると出てきます。


きっと、ほっとしますよ。



今、どんな「学び」に向かい合わされているんだろうとか。


内観してみたい方、よかったらお待ちしています。



ちなみにうちのみーこは、宿題自体が見つからず、


さっき探しにかかってました^^;


若干私もどきどきしますが、


まあ明後日の月曜もいつもと変わらずに、


「学校さえ行ってればいい!」と言っていることでしょう。



みんなが楽しく学校にいけるといいなあって願います☆





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