お問い合わせ |
先月、虐待について少し書きましたので、
我が家の、「虐待に見えるかもしれない」けど、そうじゃないんだよシリーズをもう少し。
やっぱり、次男くんであります。
自閉っぽいので、やることがへんてこりんだった次男は、
たとえば、走行中のベビーカーから、横に身を乗り出して、
その車輪が廻るのを見ようとしたり。
道ばたに、はいつくばって、目の前を通る、車の車輪が動いていくのを見ようとしたり。
あぶないよ~~~~!
みたいなことを、やらかす子でした。
そして、買い物に行くと、そこにも地雷が。
近くのスーパーに買い物に行くと、入ってすぐのところに、エスカレーターがあったんですね。それが、下りのエスカレーターで。
まあ要するに、「廻るもの」とか「流れるようなもの」が好きだったんだと思うのですが、その下りエスカレーターを眺めるのが、次男は好きだったんです。
・・ただ眺めているだけなら、まだいいんです。
その、眺めたいスタイルっていうのがあって。
それが、しゃがんで、下から見上げる。
やばいですよ。
いくら小さい子どもと言っても、女性のスカートの中、丸見えですし(笑)。
しかも、いちおう男の子ですし(苦笑)。
その時に、私のおなかの中には、長女がいました。
下手に次男を抱っこなどすると、蹴られたら命に関わるので、
次男の両足を持って、ずるずるずる~~~~っと引きずって、
買い物カートの「子どもシート」にはめてしまえば、おとなしくなるのでした。
ずるずるずる~~~~っと引きずっていくのは、距離にしたら5メートルくらいだったでしょうか。長く感じましたね。
知り合いに会いませんように、見られませんように!
と、祈ってました(笑)。
虐待じゃないです~、ぎゃくたいじゃないんですよ~
と、まわりに心の中で叫んでました(苦笑)。
あと、もう一つ、印象に残っているのは。
そんなわけで、その時期に次男を無理やり移動させなくてはいけない時には、
「だっこ」ができなかったんですね。
もちろん、パパがいる時にはやってもらいましたが、いる事のほうが少なく。
手を引っぱって動く時は良いけど、そうでない時に、抱っこもできない。
そうした時にどうしていたか。
逆さづりです(笑)。
ああ、虐待だと思われたらどうしよう!
読者の皆さん、ぎゃくたいではありません!(笑)
っていうか、もう十数年前のことだから、時効でお願いします!
っていうことで。
実際にどういう状態かと申しますと。
足首を持って、逆さにつるして、自分の方を向かせて。
これで、移動させる。短い距離ですけどね。
私が妊娠中で、おなかが大きかったこともあり、
嫌がる次男を、他の方法で移動させるのは、なかなかの危険を伴うものでした。
ってな感じでですね。
今、次男にその話をすると、「いやー、ぼく、激ヤバじゃん(笑)」
とか言って、ゲラゲラ笑ってますけど。
当時は、大変でしたね。
とはいえ、まあ、お互いに、まわりも、笑ってくれてましたけど。
子どもが障がいを持っている場合とか、
そうでなくても、ものすごく手のかかるお子さんの場合とか、
双子以上の場合とか、
親がなんらかの事情で体がままならない場合など、
そういうことって、たまに子育てのシーンの中であるかと思います。
そういう時に、「お互いの安全性の確保」のために、
はたから見たら「ぎゃくたいなのか?」とちょっと思われるような、
あまり一般的ではない対策を取らなくてはならないこともあるかと思います。
多少一般的になってはきたものの、時々見かける、
「幼児用リード(ハーネス)」なんかも、その一つでしょうね。
見た目から、「犬じゃあるまいし」なんて声も聞こえてきますけれども。
やっぱり、小さい頃のスキンシップとか大事ですから、
できればリードよりも、手をつないであげたほうがベターかなとは、私も思いますが。
でも、子どもさんの特性として、非常に動きが多くて衝動的で危ないとか、
保護者の体調があまりよくないとか、手をつないでいると腰が痛くなってくるとか、
道路状況がよくなくて危ないとか、人ごみで迷子になりそうとか、
それは、その時々に、「事情」がある場合があります。
だから、いつまでもその「事情」も続くわけではないのだから、
そして、もし、それでも胸が少し痛んでしまうのだったら、どこかで埋め合わせればいいのだから、
周りの人も、「事情」があるのかな~と思って、
少し温かい目で、こういうシーンを見かけたら、見守ってあげたら良いかと思います。
でも、これは「ぎゃくたい」じゃないの?というのは、
保護者の態度、子どもの様子などを見れば分かると思うので、
その辺は、様子を見て判断して頂ければと思います。
今はもう、たくさんの駅にエレベーターが付いて、どこへでもベビーカーで出かけるのに不自由は感じなくなりましたが、長男が赤ちゃんの時には、駅の構内の長い階段を、ベビーカーを担いで下りたりしていたものでした。
通りすがりの方が手伝ってくださったことも多々ありました。
嬉しかったですね。
少子化が叫ばれていますが、子育てしやすい世の中って、給付金があるとか、そういうことだけじゃないと思います。
通りすがりの人も含め、まわりの人たちのあったかい見守りのまなざしがあって、
親子共々に、のびのびと育ち、育てられるのだと思います。
こうやって記事を書くことや、占いという仕事を通して、
少しでもそんなことのお役に立てれば、嬉しいなと思っています。