奈良少年刑務所詩集より。(その2)

シリーズでお伝えしていきます。


奈良少年刑務所に収容されていた少年達の詩です。


ひとつひとつの詩の後に


私の感想を入れていきます。




言い訳にするな


あの日 あの一歩を 踏み出ださなかったことを


いまをがんばらない言い訳にするな オレ



これからは


いまを生きていく自分でありたい




☆私は、おひつじ座に星が多めに入っているせいか


割と、やっちゃう方なんです。


だから、どちらかというと、


「あの日 あの一歩を 踏み出したことを」


ということのほうが多いのですが・・。


踏み出さなかった⇒ 今を頑張れない


踏み出した⇒ 今がきつい


ということに、なりがちなのかな、方向性としては。


でも、どのみち、踏み出すことも、踏み出さなかったことも、


自分の選んだこと。


そして、いつでも、私たちに与えられているのは


「今」と「ここ」しかなくて。


その中で、今日も、「踏み出すかどうか」


「やるかやらないか」という沢山の選択肢の中を、


私たちは生きているのだと思います。




強がり


わたしは時に 強がって生きてしまう


本当は ものすごく辛くて苦しいのに・・・


本当は 周りの人たちに甘えたいのに・・・


だけど何より一番怖いのは 周りの人たちに流されて


自分自身を追い込んでしまうこと


そして悲しいのは 後戻りできなくなるということ


だから そうなる前に


自分自身の弱さを認めて生きて行きたい



☆うつになった時の自分を思い出すような詩です。


この作者がどんな思いをしたのかはわかりませんが、


「何より一番怖いのは


周りの人たちに流されて 自分自身を追い込んでしまうこと」


というこのくだり。


なんとなく、わかるような気がします。


日本人は空気を読むのが得意だから、


そして、今、時代が昔よりそれを求めている感じもするから


余計に周りの人たちに流されやすいのかもしれません。


でも、いいんです、自分軸で生きて。


結構平気なものなんです、やってみれば。


そしてこの少年は、


「悲しいのは 後戻りできなくなるということ」


と書いているけれど、


本当はどこからだって後戻りしてもいいし、


出来るんじゃないかと思います。


後戻りが出来ないなら、その道から飛び降りて、


違う道で、新たにやり直せばいい。


人生って、そういうもんじゃないかと思います。


「そうなる前に


自分自身の弱さを認めて生きて行きたい」


という部分からは、


竹の強さを思いました。


杉などの硬い木は、雪が積もると、頑張りに頑張って、


最後はポキッと折れてしまうのです。


けれど、竹は、弱そうに、ゆらゆらとしなりながら、


つもりに積もったその後には、バサーッっと雪を落として、


何も無かったように、再び立ち上がる。


「弱さを認める」ってそんなイメージですかね。


そして、誰かしら、その弱さを聞いて認めてくれる人が


世の中にはきっといるんだと思います。


きっとあなたのそばの、家族とか、友達とか、


誰かしら、聞いてくれる人、


聞かせてほしいと思っている人は、いるはずです。


でも、事情で、なかなかその人たちには話せないという事も


場合によってはあるかもしれません。


そういう時は、聞きのプロに相談してみるのも


一つの手です。


話すだけで気持ちが整理されることも多いし、


そういう手があったか!という


まさかの手を教えてくれることもあります。


その時には、相性っていうのも大事だと思います。


こういうブログとか読んで、


他の先生でもいいですが、


相性の合う方をおすすめします☆




生きる


苦しいこと


楽しいこと


悲しいこと


生きること


生きることは 活きること



☆辞書を引いてみました。


活きると生きるの違いは何ですか?


「生きる」は、命を保つ、生存する、生活するという意味で、

「活きる」は、そのものの良さが十分に引き出される、


能力が存分に発揮されるという意味だそうです。


今まで生きてきて、それなりにいろいろなことがありました。


楽しいこと、悲しいこと、生きてるっていう実感。


平均的な人よりも、少し(?)濃い目な気がします。


そうやって生きてきたことが、


この仕事を通して、皆さんの人生の上にお役に立って、


「活きる」ことに、


つながったらいいなと願っています。




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