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発達凸凹の方、もしくはそういうお子さんをお持ちの親御さんが、
必ずと言っていいくらい悩まされるのが、
彼らの「凸凹感」です。
わかりやすく、勉強(教科)に例えて話しましょう。
「社会80点」「理科75点」
そんなに悪くはないのに。
なぜに、
「国語35点」「算数20点」
どういうことやねん。
っていう感じですね。
この場合に、親は、不得意な部分に目が行くわけですね。
wの、下のへっこんでる部分ですね。
(ここ、まだのびしろあるじゃん、
理科や社会と同じように頑張れば、
合計100点くらい伸びるんじゃないか?)
なんて、考えてしまいがちです。
で、
「得意なところはもうそれでいいから、
不得意なところをもう少し、頑張って伸ばしてみようよ。」
なんて、やりがちなんですよね。
でも、これは逆効果。
不得意なものを集中してやらせることで、
勉強自体が嫌いになってしまう可能性もあります。
こういう時は逆に、得意なものを頑張る、
というのが良かったりします。
この場合のイメージでいえば、
一生懸命、歴史や社会的な本などを見ているうちに、
漢字を覚えたり、文章を読む力が付くとか。
理科を深く掘り下げていくうちに、
算数とも関係があるんだって気がついたりとか。
そうやって、Wの、高い部分をさらに上に引き上げることで、
自然と「W」の形のまま、下の凹んでる部分も、
上の部分に引っ張り上げられるようにして
伸びてくるのだそうです。
これは、発達凸凹の子達の学習指導を
長年してきた先生から聞いたお話です。
これは何も、勉強だけに限ったことではなくて、
その他のいろいろなことにも応用して考えられることだと思います。
例えば、「アイディア」とか「人に会う」ってことを
例にして考えてみましょうか。
例えば、「アイディア」優位の方なら、
「人に会うのがちょっと苦手」であっても、
そんな事は気にしないで、
とにかく「アイディアを出しまくる」。
そうしているうちに、いろいろと試してみたくなり、
誰かに会う必要も出てくるでしょう。
逆に「人に会う」のが優位の方。
この人の場合は、「とにかく人に会いまくる」。
そうすることで、なかなか出ないアイディアも、
きっとなにか出てくるのではと思います。
苦手なことにずっと向き合っているだけよりも、
得意なことをやることで扉を開けて、
そこから苦手も突破していく、というイメージですね☆
どうぞ、日常生活の中で、試してみてくださいね☆