「勉強ってなんのためにするの?」

タイトルにもしましたが。


「勉強はなんのためにするの?」


これは、子供全員とは言わないまでも、


かなり多くの子供、学生達が、


一度は持つ疑問なのではないでしょうか。



私は中学3年生の時に、この大きな疑問にぶち当たりました。


(受験生なのに!)


で、国語の授業でだったか、作文で


「何のために勉強をするのか」というのを書きました。


それは、クラスの中で選ばれて、


学校内の弁論大会に出ることになりました。


でも・・・


それが終わっても、どの先生も、誰も、


私のその問いに答えてくれた人はいませんでした。


「√(ルート)とか、古文の「~けり」とか、


そんなん日常で全く使わないじゃん!


なんで全く使わないものを勉強しなくてはいけないの?」


このシンプルな問いは、


それから何十年も、私の心の片隅に棲み続けていました。


その教育への恨み?を晴らすべく、


2018年あたりには、自らの主催で、


先生や保護者、議員さん等も集めて、


「教育カフェ ~2020年の教育改革を考える~」


などという会を開いたほどです。


(このことについては、話すと長くなるのでまた別の機会に!)



私の母は、いわゆる「勉強せい、勉強せい」という


わかりやすい「教育ママ」タイプでしたが、


私の場合は、それの反動なのか、


別のタイプの「教育とはそもそもなんぞや」というタイプの


教育ママになったのかもしれません。



で、歴史は繰り返すわけですよ。


小学6年生の娘が聞いてくるわけですよ。


「勉強ってなんのためにするの?」って。


「そりゃあ、大人になって使うのよ、いろいろ」


「でもさー、分数の割り算とか使わなくない?」


「・・確かに。ん~、頭の体操じゃん?」


とか。


自分でもいまいち納得いかないことを言いながら。


でも、基本的に、子供には出来るだけ正直に、


できるだけ「大人の建前」とかで話さないことを


心がけているので。


また、それについて、考えるわけですよ。



で。


先日、その答えが、自分なりにすっきりする形で


出たんですよ!


何で勉強しなくてはならないか。


(昨日のブログにも書きましたが、


小学校(特に5年生くらいまで)の勉強は、


リアルに日常で生きていくために役に立つからです。)


特に、中学校以降、なんの役に立つのか分からない勉強を


さんざんさせられるのはなぜなのか。


ついに!


全く私的な意見ですけど!


自分なりに、スッキリする答えが出たんです!



それは。


「昔ながらの枠の中で競わされる、根性比べ」です。


この「根性比べ」に勝ち残った者が、


有能だと見なされて、有名企業に就職できる。


もしくは社会で一目おかれる。


それだけ。



もう少し詳しく解説します。


「昔ながらの枠」っていうのは


まあいわゆる「国語・数学・理科・社会・英語」とかですね。


ほんとはこれ、何でも良いと思うんですよ。


中学生以上のイメージで言えばね。


古文の活用とか、


微分積分とか、


物理の方程式とか、


古代ローマの王の名前とか、


そんなの使わないじゃないですか、ほんと。


それよりも、


ぱっと見でだいたいどういう人なのか見抜けるとか、


電話で感じよく綺麗な言葉遣いができるとか、


冷蔵庫にある物で料理が作れるとか、


社内で微妙な空気感のAさんとBさんの仲を取り持つとか、


そういう事のほうが、100倍も生きていくうえでは


役に立つわけです。


だったら、そういうものを教科にすればいいと思うんですが、


そんなの教科にしにくいし


(やればできるのかもしれないけど、やろうと思わないのでしょう)


どうやって点数をつけて良いかも難しいし


まあ、無難に「人類の叡智」であるところの、


基本的な「そういう科目」をやらせとけばいいだろう、と。


そういうことだろうと思っています。


例えば、「人類の叡智」という事で言えば、


哲学とか、宗教とか、心理学とかでもいいんじゃないか、


むしろその方が生きていく力になるのではないかと


思うのですが、まあ点数が付けにくいから、


あんまり・・なんでしょうね。



それで、わかりやすく、点数のつけやすい


「国語・数学・理科・社会・英語」っていう


コースの枠組みを作って、


(その学んだこと自体が、

その子の人生に役に立つかどうかは全く関係なく!)


その中で、「よーい、ドン!」ってやって、


どんだけ頭に詰め込めるか、どんだけ頭を使えるか、


どんだけそのことに対して集中して頑張れるか、


ってことを、計るんです。


要するに、地頭の良さとか、やるべき事に対して頑張れるか、とか。


そうして、「根性比べ」が行われて、


中3とか高3とかで、振り分けられる。


有名大学に行った子は、「根性比べ」に勝った「根性のある子」


として、社会に認められやすい、と。


だから、その根性比べは、すごくぶっちゃけて言うと、


中身は何だって構わないんだと思います。


だったら、もっと、例えばさっき上げなかったものとしては


「経済」とか、生きていくうえで役に立つものを


教えてくれればいいと思うのに


そうはなかなかならない。


10代の時には、いくらでも覚えられるのに、


なんかもったいないよな~って思います。



このことについてもアイディアはあるのですが、


長くなるので、また次回に^^☆




ブログ画像
次の記事
2023年09月13日

コメント
name.. :記憶

画像認証
画像認証(表示されている文字列を入力してください):