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口内炎が順調に治ってきている小室博史です。
さて、ドクダミの生葉を食べ始めて今日で4日目になります。
朝食後、昼食後、夕食後、そして寝る前に、もはやポテトチップス代わりかという勢いでドクダミを食べています。
それを見ていた和香葉先生が若干引いているように見えました。
でも、慣れて来るものなんですよ、この味に。
ドクダミが食べ難い理由の一つは、”なんか変な酸っぱい味”がすることです。レモンなどの柑橘類に含まれていることが多い、リモネンという成分が原因です。この柑橘系の酸味が、果物を食べたときに出てくる分には受け容れられるのですが、ドクダミだと何となく許せないというか、解せないというか(ごめんドクダミ)。でも、それを薬だと思って食べているうちに、段々と食べれちゃうようになりました。
というか、やはり人間って現金な生き物ですね、”体に良い” ”食べるメリットが多い”と分かると、そういうことはあまり気にならなくなり、「マズかろうが苦かろうが構わん、食べたい」という気持ちになってくるものなんですね。それが「うう、まずい、もう一杯!」の(青汁CMの)原理なんでしょう。
口内炎の痛みが初期の段階で無くなり、日ごとに治癒していることも、私の身体がドクダミを受け容れた理由の一つだと思いますが、更にそれだけではなくて、むしろそれ以上に、ある身体の不調と云うか、慢性的な不具合が劇的に改善されたというのが、わたしがドクダミをはみ続けている一番大きな理由です。
それは・・・
ドクダミの生葉を食べているここ数日間に、慢性の「痔」が治って来たことです。私の場合は内痔核で、患部が表面ではなく内側なので痛みは特になく、でも出血は慢性的にあり、市販の薬を使っても、なかなか良くならなかったんです。軽度だとは思うんだけど、少し良くなったり、でまた症状が出たり、を繰り返していました。市販の座薬にはステロイドが入っており、多用すると効かなくなってくるというので、実際あまり効かず、もはやその薬に頼っても意味がないと判断し、シナモンと純ココアをヨーグルトとかミルクに混ぜたものを飲むと治癒方向に向かう感じだったのですが、それも完全ではなくて、もう一歩、あともう一押しという感じだったのです。
ところがドクダミを食べていたら、痔が明らかに治ってきたのです。気になって調べたところ、昔ながらの民間療法で〔ドクダミ、ヨモギ、ビワの葉〕を鍋でジャム状に煮込んだペーストを患部に塗るという方法があるそうです。〔ドクダミ、ヨモギ、イチジクの葉〕というレシピもあるそうです。ただ、野生動物のようにこの薬草をムシャムシャはんでいたら、治ってきました。というか完治した感じです。この葉っぱは、痔に効くミラクルハーブなのかもしれません。もし痔に悩んでいる方がいたら、試しにやってみることをお薦めします。
もう一つ、気がついたことがありました。ドクダミを食べた夜の翌朝、ベロがあまり白くなっておらず、口臭も軽減されていることです。
まあ、ハーブを食べて寝てるわけなので、そういう効果があることは想像できるのですが、にしても・・・という感じで。
ドクダミの匂いの成分は、デカノイルアセトアルデヒド、ラウルアルデヒドなんだそうです。デカノイルアセトアルデヒドは、ペニシリンをしのぐほどの殺菌力があるそうです。おそらく、こうした強力な殺菌成分が、口腔内の細菌の増殖を抑えて抗菌してくれているのだと思います。
でも、普通の歯磨き粉とかマウスウォッシュの製剤にだって殺菌成分は入っているじゃないですか。そういう製品ではそこまでの効果を実感したことがありません。ドクダミ生葉喰いと、そういうものとの違いを感じたのは、ベロの白い苔(舌苔)が明らかに減ったことです。歯磨きのときに、ベロも専用の歯ブラシで磨いてはいるのですが、元々体質的に舌が白くなり易いことが悩みでした。でもドクダミを食べると、白さがかなり減って、本来の舌の赤ピンク色になってきたので、そういう効果があるのかもしれません。
私の場合は、殺菌力によってという可能性もありますが、東洋医学的に考えてみると、ドクダミの利尿効果などによって水分代謝が良くなったのかもしれません。食べ過ぎると高カリウム血症になってしまうドクダミなので、日々取り入れるには間にお休み期間を設ける必要があるそうなのですが、もしかしたらこの生薬には体質的な欠点を改善する効果もあるのかもしれません。
東洋医学では、『舌診』といって、舌の状態で、身体のどこの臓器が弱っているとか、その人の体質であったりとか、色々な情報を観れるそうです。
参考までに、舌診についてメモしておきます。
参考書籍 「漢方ツボ押し呼吸法」(日経BP社)18~21頁
<舌の色>
〔赤みが強い舌〕
体内に余分な熱(熱邪)がこもっている。
身体を冷やす津液(唾液)が不足している。
発熱したときにこのようになる。
アルコールや辛いものなど、刺激物を避け、身体を冷やす野菜や緑茶を取ると良い。
〔紫がかった舌〕
血の巡りが悪い「瘀血」(おけつ)状態の舌。
色がどす暗く濃いほど、血行が悪く身体が冷えている。
入浴や運動などで身体を温めると良い。
〔舌に茶色や紫色の斑点がある〕
舌のある部分が茶色っぽい、または紫がかった色をしている。
このまだら模様は、「瘀斑」「瘀点」と呼ばれる。
瘀血の状態が進んでしまっている状態。
〔舌裏の血管がどす黒かったり、膨張している〕
舌裏に縦方向に左右に走る「舌下静脈」を見る。
血管の3分の1以上見えていたり、血管が膨張して盛り上がっている。
瘀血の状態で血の巡りが悪くなっている証拠。
〔色が薄く白っぽい〕
栄養不足、エネルギー不足。
気と血が足りない「気血両虚」の状態。
疲れやすく貧血気味。
十分な休息と栄養を取る必要がある。
<形>
〔舌の縁にギザギザした歯の跡がある〕
水分がたまっている。
水分の代謝を良くするために、温かい紅茶、ウーロン茶、プーアル茶を飲むといい。
冷たい飲み物は水分の代謝を悪くするので注意。
〔舌が薄く、細い〕
栄養、水分が不足した「虚証型熱証」
潤いが減って、熱がこもっている状態。
舌が乾いたり、苔がなくなってきたら、それが悪化したサイン。
〔舌の表面に亀裂がある〕
体を潤すものと血の両方が足りていない「虚証型熱証」。
体力がかなり衰えている。栄養と休息が必要。
〔腫れぼったい〕
余分な水分がたまっている。
運動をしたり、温かい紅茶、ウーロン茶などを飲むといい。
<舌苔の状態>
〔黄色っぽい苔がある〕
黄色は、熱邪がこもっている「熱証」のサイン。
胃腸が弱ったときも黄色っぽくなり、ベタベタする。
食べる量を控えめにして、辛いものはしばらく避けるとよい。
〔厚い苔で覆われている〕
舌の表面が見えないほど苔で覆われている場合、
多くは食べ過ぎで胃腸が弱っている。
また水分の巡りが悪くなっている場合もあり、
紅茶やウーロン茶を飲むと良い。
〔苔が無い、または地図のように見える〕
胃腸の機能が低下している。
消化の良いものをとり、刺激物は避けたほうがいい。
〔ネバネバした苔、唾液〕
余分な水分がたまっている。
冷たい食べ物や飲み物を取りすぎている。
温かいお茶を飲むと良い。
《健康的な舌:淡い赤~ピンク色で艶がある》
淡い赤~ピンク色。
白い舌苔は、表面にうっすらと付いている程度。