てんびん座の詩(うた)

美しさ


誰にでも愛想がいいって よく言われるけど

ただの八方美人じゃないの


それは媚びてるんじゃない

私の心の広さよ

みんなが幸せになるように

いつも願っているから


だけど そんな私にも 許せないものはある

正しくないもの 美しくない人

正しくない人 美しくないこと


正しいとか 美しいという基準は

世間のルールとか規範というものさしではない


世俗のルールを守っていても 破っていても

綺麗な服を着ていても つぎはぎの服を着ていても


そういうことで 測れるものさしではない


もっと絶対的なこと

国や時代に左右されない

本質的な 正しさや美しさを

私は知っている


けれど現実は そんなに正しくもないし 美しくもないから

私の心は 理想と現実の間で 揺れ惑う


それでも止まったらだめ 止まったら澱む


人の中に己を見いだし 大切なものを学んで


颯爽と風のように駆け抜けて生きる

それが 私らしい生き方



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