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今朝のニュースを見ていて、先日の続きを書きたくなったので。
いや~、しみじみと、国民ってばかにされてるんだなあと。
今回の、自民党の「キックバック問題」について、解説の人がこんな事を言っていたんです。
「国民感情がこのままではおさまらないでしょうね。これは補選をやってガス抜きでしょうね。」
さて、これはどういう意味でしょうか?
要するにですね。
自民党としては、こんなに不利な状況で、衆議院解散はやりたくないわけです。
さすがに負けそうな気がするから。
でも、「選挙」ってものを挟まないことには、この国民の不満のやりどころがない。
そこで、今回のことで、おそらく離党とか、辞職とか、出てくるんではないかと思うのですが、そうすると、辞職だと議席が空いたりするんですね。
で、その議席を埋めるために、選挙をやるんです。それが補欠選挙。
この事件がどこまで広がって、どこまでの議員が検挙されるかわかりませんけど、辞職まで追い込まれる議員は、そんなに多くは無いのではと思います。わかりませんけど。
たぶん、何十人とはいないでしょう。
数人~多くて十数人ではないでしょうか。
で、その穴を埋めるために、選挙をします。
さすがに、この空気感の中なら、野党が圧勝でしょう。(さすがにそうであってほしいのですが)
で、みんなの不満が、多少、解消される。
しかし、自民党は今、圧倒的多数ですから、実は十数人、野党に取られたとしても、議席的には痛くもかゆくもありません。
そうして、溜まりに溜まった国民の不満は、このようにして、小さい穴からシューッと蒸気が出るように、圧が抜けて、少しおさまるのです。
そうして、何事もなかったかのように、この国の政治は続いていきます。
次の、衆議院の任期満了は約2年後。
その頃には、「ばかな国民」は、今回の「キックバック事件」のことなど忘れて、ふつーに自民党に入れてくれるか、もしくは棄権してくれるか、どちらかだろうという算段です。
そしてこの予想は、大方当たります。
そういうことを繰り返して来た国民だからです。
何年も、政治の動向を気にして来たのでわかります。
何か事件がある⇒ニュースになる⇒国民が怒る⇒時間が経つ⇒忘れる
延々とこれを繰り返しています。
日本人て、なんていうのか、諸行無常に慣れすぎているというのか、
適応性が高いというのか、とにかく良くも悪くも「慣れちゃう」んですね。
そして、忘れてしまう。
まあ、怒りの感情なんぞ、忘れたほうが身体にいいんです。
それはそうなんですけど、政治が良くなるためには忘れないほうがいい(笑)。
どれだけ忘れてるかって、例えば、消費税が値上がりした時、安保法制が通った時、桜を見る会の時、あの時のことって覚えてますか?
詳しくは覚えて無くても、その時に感じた怒りって、まだ感覚として覚えていますか?
日本人って、本当に良くも悪くも忘れ上手な気がします。諦め上手というか。
この際、忘れちゃってもいいです。
でも、選挙の時には思い出してください。
思い出すように、この記事も再度出そうかと思いますが(笑)。
このごろ、年金受給者の苦しい生活ぶりが、よくテレビに映ります。
ガスを止めて、電気だけで生活していたり。
80歳を過ぎても、働いている人も何人も見ました。
冷蔵庫の中ががらんとして明るい人もいました。
それにひきかえ。
日本の国会議員の給料は、確か世界第4位だとか。
その上、議員年金もあります。
そして、年間1000~5000万のキックバックとか。
意味がわかりません。
年間5000万?
・・その金額が生涯収入みたいな人もいることでしょう。
そんな人たちが、雲の上から、はるか下を見下ろして、
年金をこんなに安く決めているわけですよ。
いいんですかね、これで。
私達の世代が年を取ったら、更に年金は厳しくなると思っています。
選挙が来たら、きっとほとんどの人はその頃には、
今の怒りを忘れていることでしょう。
そして、選挙前には必ず、お金がばらまかれます。
「なんとか給付金」という名目で。
で、「やっぱり今の与党はお金くれるしありがたいな~」という気分になって、
そして自民党に投票。もしくは棄権します。
そうして、この国の国会議員は、安泰で、その地位を守り続けます。
もういい加減に、そのぐるぐるから抜け出しませんか?
その時が来たら、またこの記事をアップしますので!
いったん、今の怒りを忘れても、
その時にはちゃんと思い出して、どうぞ投票には行ってくださいね!