占い依存相談


izonn


小室博史です。


世の中に、

電話占い依存に悩んでおられる方は、

相当数いると思います。



本来、

悩みを解決することが占い師の仕事なのですが、

占いそのものが

お悩みの種になってしまうというのは

皮肉なものです。



依存のきっかけは、

人それぞれ違うと思いますが、

占いに対する予備知識の不十分さや、

依存的な構図が生まれてしまう理由について

考える機会があまりないのかもしれません。



また、

占い師側の考えや思惑については、

お客様には知りようが無い領域です。


占い師たちが伝えてくる言葉に感情が左右され、

人生そのものが翻弄されている状態を

客観視するためには、

占い師側の視点についても知る必要があります。



占い師と一口に言っても、

色々な種類の人がいます。


なかには顧客を洗脳し、

自分への依存に導く人もいます。


活動しているほとんどの占い師は、

顧客の悩みを解決するために

誠実に占おうとしている人が

大半ではないかと思います。



でも、そう単純な話ではなく、

善良で心根の綺麗な鑑定士であったとしても、

顧客の心理に対して、

占い鑑定の結果がどう影響するのかということについて、

そこまで深く考えたことがないという占い師も

案外多いかもしれません。


占い師たちは、

占うことそれ自体に目が行ってしまうからです。



それが悪いとか、

問題だという訳ではないのですが、

要するに、

電話占いというサービスに潜む問題について、

占い師たちの間でそれが議論されたり、

研究されることは稀であり、

あまり考えられて来なかったのではないかと思います。



占い依存という

ある種の精神的な病理の内側にある人々を、

単に「良く来て下さるお客様」としてしか見ていない鑑定士も

おそらくいると思います。



自戒を兼ねて思う事として、

電話占いには、

依存症が生じるだけの充分な理由があるということについて、

占う側からも、占って貰う側からも、

あまり問題提起されて来なかったように感じます。



占い師は、

重症な占い依存のお客様が顧客の中にいたとしても

鑑定件数やリピート率の向上に満足し、

自己自認的に、

「今月も良く働いた」と考えてしまいがちです。



一方、顧客側は、

今さっき観てもらった先生の言ったことが現実になるかどうか?

ということに最大の関心を置いています。



そのため、

誰も、誰からも、

”依存のスパイラルに陥っていること”

(陥らせていること)を

指摘されることもないまま、

年月が過ぎ去って行きます。



電話占い依存が進行すると、

色々な電話占いの企業を検索し、

把握しきれないほどの鑑定士を

はしごしているケースが多いので、

依頼する鑑定士も次々に変化して行く傾向があるため、

依存という実情について、

向かい合って話し合う機会も、

容易には作り出すことができません。



1分経過するたびに

数百円と料金が加算されていく

限られた時間のなかで、

占う側も相談する側も、

近視眼的な会話に終始する傾向があります。



『○○さんから連絡来ますか?』

『ふられてしまったのですが、復縁するにはどうしたら良いですか?』

といったご相談はあっても、



『そもそも、私は何故、

毎回同じような恋愛に苦しみ、

電話占いに毎月何万円も

使わなければならなくなったのか?』

という根本的な問いを尋ねてくる方は極稀です。



電話占い中毒に陥っている人々は、

物事を観察し、

自身で分析し、

感じ取り、

自ら正しい判断を下すという能力を

あまり使えていない状態で、

ひたすら外側に”霊感のある先生”を探し続け、

占い企業についての情報交換の掲示板を参考にしたり、

グーグル検索で上位に表示されてくる企業を

片っ端からハシゴして行きます。



その”霊感のある先生たち”や、

企業側にも、

依存の連鎖の原因の一端があることについては、

指摘する人がほとんどいないためか、

検討されることは少ないように見えます。



占い師にとっては当たり前のことを、

お客様たちは知らなかったり、

気にも留めたことがなかったり、

想像したことがなかったり、

するのではないかと思います。



特に、

「占っている側の心理」については、

あまり注目されていないのではないかと感じます。



良く知られた、

”コールドリーディング”以外にも、

占う側が意識的にせよ、

無意識的にせよやっている

鑑定における相手の心理の読み方、

捉え方、

分析の仕方

というものがありますが、

あまり知られていないように思います。



占い師たちの心の動き、

思惑、

思考パターン

を知ることができれば、

そして占いというものの性質を理解すれば、

占いと上手に向き合えているケースと、

完全に占いに翻弄されているケースの違いも

分かるのではないかと思います。

もちろん、その中間の、

どちらとも言えない状況もあるかと思います。


占いの不完全性を知ることや、

占い師が陥り易い傾向というものがあるということ、

占い師の心中にも、

瞬間、瞬間に、様々な考えが浮かんでおり、

思考の順序や流れというものがある

ということを知ることができれば、

依存の構図から抜け出せる糸口を

とらえることができるかもしれません。



占い鑑定を20年以上続けてきた中で、

無数の鑑定士に、

色々な意見を聞いた挙句、

結局何が何だか分からなくなり、

頭が混乱し、

心は安定せず、

迷走しているという方々と接して来ました。


そうしたお客様に対して、

依存状態から抜け出すヒントをご提示できたことや、

それによって実際に脱却へと至った例もありました。



この問題を根本的に解決するためには、

占い依存を解くための対話、

こちら(占い師)からの情報開示や、

指摘が必要であると感じています。



要するに、

占い師側からは、

あなたの置かれている状態がどう見えているのか、

占い師たちが考えるパターンとして、

この場合何通りくらいあって、

どういうことを彼らは言って来るものなのか、

その理由は?

といったことを

細かく教えてあげる必要があると感じています。



そこで、この度、

当店でご提供する鑑定サービスの中に、

占い依存脱却のための電話相談(ラインでも可能)

という枠を設けようと思います。



方法はいたってシンプルです。


電話占い依存でお悩みを抱えるお客様に、

現状を教えて頂き、

それについて

(たぶんお客様が想定していない角度から)

再検証する対話によって、

占いというものの性質や実態、

占い師たちの言葉の扱い方とその理由など、

様々なことを知って頂くというものです。



占い鑑定についての様々な疑問を、

直接投げかけて頂くことによって、

忖度のない、ぶっちゃけトークを

こちらからもさせて頂きたいと考えています。



考えようによっては、

かなりの「荒治療」というか、

良く言えば目からウロコ的な話が聞けるかもしれませんが、

それと同時に幻想が崩壊する日になってしまう可能性があるため、

少し覚悟が必要かもしれません。

占い依存を何とかしてやめたいと考えている方にとっては、

その一助となるはずです。



相談料金は、2時間で2万円です。

初回のご利用であれば、

5千円分が無料になりますので、1万5千円です。



規定のプログラムに沿って行うわけではなく、

あくまでも個々のご相談者様のこれまでの経緯、

最近の出来事、疑問に基いて、

対話のなかで、

その方に必要と思われる情報や、

気付いて頂けたら

電話占いに対する認識が変わるであろうと思われる事柄を、

説明させて頂くような方法で行います。



相談中に占いを用いることはありません。


個々の電話占い依存の原因究明のため、

そしてそこから最短距離で抜け出すための

情報提供と学び、

人生の舵を切り直すための機会として

ご利用頂ければと思っています。



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2024年06月14日

コメント
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