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これから、シリーズで、
カウンセリング入門を書いていこうと思います。
自分の商売道具を無償で配っちゃう感じもあるんですが(笑)。
でもまぁ、深い部分では、
言葉で伝えられる範囲では、
簡単には真似できるものではないという
自負もありますので。
知っていると、生きるのが楽になったり、
周りの人を助けてあげられることもあると思うので、
良かったら参考にされてみてくださいね。
まず初回は「聴く」。
これがね、簡単そうで難しいんです。
難しいっていうか、奥が深いんですね。
今日は身近なことから話しましょう。
家庭の中で、子供が「ねーねーおかあさん、聞いてー」とかって
来るじゃないですか。
それも、忙しい時に限って(笑)。
「忙しいから後で!」っていう方、いると思います。
実際に、後で、ゆっくり、聴けているでしょうか。
(いろいろなケースがあると思いますので、
それで成り立っている場合はそれでいいのですが)
ほとんどの場合は、結局ずっとなんだかんだ忙しくて、
聞く時間を取るのを忘れてしまったり、
もし思い出して、「さっきの話って、なんだった?」と
きいたとしても、子供のほうが「なんだっけ?」と
忘れてしまったり・・ということが多いのではないかと思います。
実際、子供を三人育ててきた経験からいうと、
後で時間をとるのってなかなか難しくて、
その場で聞いちゃったほうがいいです。
本式のカウンセリング的にはまずいですけど、
自分の子どもが相手で、しかも元気で、特に何も問題がないと
感じるような状態の時であれば、
「コミニケーションがある」
「親が話を聞いてくれるという安心感がある」
ということが一番大事だと思うので。
例えば、今、お風呂掃除などしていて、
タワシでゴシゴシしてたりして、
あまり子供の話の内容がちゃんと聞こえなかったとしても、
子供の話してる単語を拾って、
「あ~、ライオン公園でね~」
「サッカーしたんだー、へー」
とか、言っておけば、
子供は聞いてもらった気になります(笑)。
でも、それもだんだんバレて来たりもしますけど(笑)。
「後でね」って言って、ちゃんと聞こうと思って、
結局全く聞かないで、100を目指すつもりが0になっちゃう
毎日を繰り返すより、
30でも40でも、満点には遠くても、
「マメに、実際に聞いていくという姿勢をとる」
ことのほうが、現実的に良いと思います。
子供の中に「話を聴いてくれる」という安心感が育ちます。
何か変だと思った場合には、あとで落ち着いて
向かい合って、ちゃんと話を聴いてあげて下さい。
たどたどしくても、あんまり口をはさまず、
できるだけ聴く方にまわってください。
こっちの価値観で、「それはあなたが悪い」とか
「それはだれそれちゃんが悪い」とか
「そういう時はこうしなくちゃだめだよ」とか
一旦、評価はしないで、最後まで聴いてあげて、
「それでどう思ったの?」とか
「それで、どうしたいの?」などときいてみてください。
こちらが思ってもいない解決策を考えている場合もあります。
そして、子供は思いのほか鋭いです。
大人の建前や嘘など見抜いてきます。
できるかぎり、本音で話すようにすると、
信頼してもらえるようになるはずです。