精神・神経のお薬の話。



kusuri94



インスタで流れてきた話が気になって、


保存しておきました。


みなさんに、シェアさせていただきます。


なにか、考えるヒントになればと。



発信者は、先日、東京都知事選に立候補した


医師である内海聡さん。


使っているデータは、


厚生労働省「薬事工業生産動態統計」の


「精神神経用剤の生産金額の推移」です。



時代的には少し前のデータになりますが、


2000年 831億4300万円 だったのが


2012年 3407億2500万円 になりました。


すごくないですか?


(ちなみに、2014年には、多剤処方を減らすための制度が


できたそうですが、それにも抜け道があるようです。


興味のある方は、いろいろと調べてみてくださいね。)



内海さんの解説によれば、


主なターゲットは3つ。


子供を見れば「発達障がい」。


高齢者を見れば「認知症」。


妊婦さんを見れば「産後うつ」。


これが基本なんだそうです。


なるほどなあ~と。


話している表現としては、


ちょっと盛ってるなあという感じがありますが、


実際のところ、そうなんだろうなと感じます。



2012年といえば、うちの次男が保育園の頃です。


その時は、市の、「親子教室」というところに通っていました。


市の検診で、発達になんらかの問題があると診断された子供と


その親に、療育、ということで、月1だったかな?


市役所の中に、「遊戯室」というところがあるのですが、


そこに集まって、遊ぶんですね。


いろいろなおもちゃで。


今思うと、あれは「プレイセラピー」っていうやつだったんでしょうね。


で。


その「親子教室」組に。


ある日突然、手紙が届いたんです。


とても事務的な感じのする手紙だったように記憶しています。


発達障がいの子に対しての、薬の紹介の手紙でした。


「コンサータ」とか「ストラテラ」とか


薬の名前と効用が書いてありました。


ご要望、ご相談のある方は市役所まで、みたいな内容だったかと。


それを見たときに、


何か直感的に、「嫌だ、怖い」と思ったんですね。




特別支援の子であれ、普通級の子であれ、


基本的には、その本人と、他の子に、


命の危険とか、多大なる迷惑をかけなければ


別にいいんじゃないだろうかと思うのです。



この「多大なる迷惑」っていうのがどのくらいなのか


っていうのが一つのポイントで、


世の中がどんどん寛容ではなくなって来ている


ということはあります。



博史先生が小学生の時には、


クラスメイト(普通級)に、


いつも遅刻してくるわ、


授業中、廊下に寝転がって笛吹いてるわ


っていう子がいたそうです。



私が中学校の時には、やはり普通級のクラスに


授業中、ひたすらに寝たおしている子も、


勉強しないで絵ばかり描いている子もいました。


でも、それはそれで、そういう存在として許されてましたね。



うちの長女に聞くと、今はなかなかそういう子はいないようです。



もうみんな、薬を飲ませて「なるべく普通」に


しちゃうんでしょうかね。



ちなみに、次男は、小さい時にはひどい多動で


まちがって部屋にはいって来てしまったハエのように(笑)、


部屋の中を、あちこちあちこちあちこち~と動き回って


止まらない子でしたが、今ではすっかり落着きました。


集中力もあまりなかったですが、今はそれなりに


長い時間、頑張れるようになって来ました。


全く薬は使いませんでしたが、先生と、時間が育ててくれました。



私の尊敬する、福祉関係の会社をやっているTさんという方。


有名人で、講演会や相談等で全国を飛び回っていますが、


子供の頃は、敏感すぎて、


外に出ると小さい虫を踏んでしまうのが嫌で、


その虫たちの悲鳴が聞こえて、


外に出られなかったそうです。


今も、その敏感さを抱えつつ、その、


「声なき声を聴ける」という特殊技能を生かしつつ


(人間の、重度障害者などの声なき声も聴けるのです)


大活躍されていますが。


この前、フェイスブックに書いてました。


「僕が今、この時代に生まれていたら、


きっと薬漬けにされていただろうね」って。



今、改めて振り返ると、あの「薬の紹介」の手紙が


市役所からきていたのも、なんだろうな・・という感じがします。


市役所公認で、勧めてる感じですよね。



薬って、なんでも、副作用ってあるんですよ。


毒にも薬にもなる、って言葉がありますよね。


ある意味、副作用的にいうと、毒でもあるわけです。


中毒性もあります。


だから、なんでも、薬というものは、


使わないで過ごせるなら、


それに越したことはないというのが


私の基本的な考えです。



でも、私も一度だけ、坑うつ剤をもらった時のことや、


統合失調の知人の話や、


知り合いの子が精神科に行った時の話や、


友達が薬剤師で、精神科の処方をしてた時の話や、


ネットでの情報等を見ると、


かなり簡単に、医者は精神薬を出すし(特に必要なくても)


簡単に強い薬に変えてくるな、という感じがあります。


あまり患者のことを考えてないんじゃないかと


思ってしまいます。



薬のことについては、2023年7月29日のブログ


「メタボ基準って、どこから?」にも載せていますが、


ほんとに、怖いですよ。



しばらく前から、高血圧に注意!っていう基準が130に


なったようですが、


あれは、その基準を決めた医師が、


製薬会社から何億円ももらっていたんだそうです。


基準を下げたら、それだけで、めっちゃ患者が増えて


製薬会社、爆儲けじゃないですか!


そのことについての詳細を、


「メタボ基準って、どこから?」の記事に書いてます。


よかったらそちらもご覧下さいね。



話があちこちに行ってしまいましたが、


お薬の話でしたけど、


私達の知らないところで、


儲け主義ベースで、病院、医者、場合によっては


市役所とかまで巻き込んで、


それがあたりまえです的な


感じになってることってあります。



でも、戦中は「ほしがりません 勝つまでは」とか


「一億玉砕」が


あたりまえだったわけですし、


世の中の「あたりまえ」が


全然当たり前じゃないとか


いっぱいあります。



自分の頭で考えて、


なんだかおかしいと思ったら調べてみて


(今は幸いにもそれができる世の中なので!)


しっかり自分軸を持って


お互いに賢く、この時代を生き抜いていきましょう!





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