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いわゆる学生時代の「頭がいい」って
学力が高い、ということを意味します。
それは、本当の意味で「頭がいい」のとは
実はかなり違うというか・・。
そのうちの、ごく一部なんですよね。
IQが高い、という評価基準もありますが、
さらにその中の一部、というようなものです。
定期テスト、高校入試、大学入試・・
それらの問題には、大抵「定型」というのがあって、
それに沿って、求められるような解答を書く、
という、ある種の「特殊技術」なわけです。
この「特殊技術」習得に向いてる人っていまして、
・暗記が得意
・読み書きが得意
・紙に向かって何かを書くという勉強スタイルが得意
・負けず嫌い
こういうタイプは、おそらく学力(成績)が
伸びる傾向にあるのではと思います。
でも、社会人になってからの「頭のよさ」って
違うんですよね。
もっと、だいぶ幅の広い分野を指すことになります。
考えを動きに出来る「行動力」「実行力」
みんなをまとめあげられる「統率力」
何かを作り出す「創造力」
相手の気持ちや、未来の展開などを予想する「想像力」
小さな手がかりから、一を聞いて十を知る「洞察力」
とても高い視野から客観的に物事を見られる「俯瞰力」
何か一つのことに没頭して突き詰めて調べて考えきる「研究力」
その他にも
いわゆる「要領がいい」とか
「作業の段取りを組むのが上手」とか
どうやったら欲しいと思ってもらえるかっていう
「マーケティングの力」とか
とにかくどうにかやっつけちゃう「マネジメントの力」とか
みんな
「頭のよさ」の部類に入ると思うんですね。
で
当然、人間、「頭のよさ」が全てな訳では全然ないし。
まずは一番大事ともいえる、「体力」。
あとは、心の力。
「精神力」「忍耐力」
もう少し詳しく言えば「自分で自分の機嫌を取れること」とか
心や精神の色合いっていうのもありますよね。
「ポジティブさ」「寛容さ」「慎重さ」
「柔軟さ」「一途さ」「優しさ」とか
これはもう、良い悪いとかではなかったりもしますね。
まあ、これらを一言で言っちゃえば、
「人間性」と言えるでしょうか
だから実際には、社会人って
もろもろの「頭のよさ」プラス「人間性」で
勝負してるんじゃないでしょうか。
だから、実際には「学力」と呼ばれる
「教科書」に書いてあることをどうこうなんていう
「特殊能力」は
大人になって役に立つものの、一割にも満たないと思います。
いろんな起業家さんの話を聞いていると
成績オール3で年収一億を超えるようになりました とか
けっこう聞きますもん。
日本の教育も、いつまで「特殊技術」を磨く
ことばっかり一生懸命やってるのかなあと思いますが。
だから、学校に行っていなくても、
考えようによっては「特殊技術の習得」という呪縛から
逃れられて、他の力を伸ばす時間を手に入れたと
考えることも可能です。
本人も葛藤が多かったりして
なかなか簡単には
親子共々、そうは思えないかもしれませんが
ゴールをしっかり見つめておくと
途中はまあどうでもいいか、という余裕も生まれます。
うちもいろいろありますが、今、私の中には
「どうせ、大丈夫」という言葉が鳴っています。
(これ、「どうせ」っていうのが、ちょっとポイントです(笑))