みけねこ救出大作戦! その2

お待たせいたしました!


それで。


その、悲惨極まりない状態になったみけねこ、しろさんの、その後です!



博史先生が、今までの経験値の全てを結集して、


治療に当たってくださいました。


使ったお薬は、抗生物質、抗ウイルス剤、ビタミン剤、目薬。


とにかく栄養のあるものを食べさせて、


本人の身体に頑張ってもらうことが大事!ということで、


用意された食材は、卵(黄身)、うずらの卵(黄身)、


(☆豆知識☆ たまごの白身は猫にはよくないそうです!)


チュール、しらす、とりのささみ、シーチキン、ピンクマウス、など。


これを、手を変え品を変え、今日はこれ、今日はこれとそれを混ぜる、


今日はこれに薬を混ぜる、など、臨機応変に。


とにかく、何もかも初めから、


買い物に行ったり、取り寄せたり、


焼いたり、切ったり、すりおろしたり、こねたり・・


そんなところから、身を削ってやってくださいました。



ちょっと、文章でト書調に再現してみましょっか☆



和香葉 「よーし、またしろのおくすりの時間かー。いくかー。」


(ちなみにおくすりの時間は朝晩の2回でした。


行くかー、といってもはす向かいあたりなので、


歩いて20秒くらいです。)



(和香葉、しろの手当て用のかっぽうぎを着る。


外に出て、しろを新生児の赤ちゃんを抱える感じで抱く。)



和香葉 「こんばんは、すみません、よろしくお願いします」


博史先生 「こちらこそよろしくお願いします。


あー、まだ酷いねー。


でも昨日よりはずいぶん良くなったねー。


今日はおいしいものを用意したからね、いっぱい食べてね。」


和香葉 「ほれ、しろ。頑張って食べて元気出す!」


博史先生 「じゃあ、今日はオールインワンからいきましょうか」


(手当ても中盤から、卵以外の色んなものを全部ぶち込んだ


「オールインワン」というものを使うようになりました)


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博史先生 「はい、しろちゃん、あ~ん」


(しろは口をあけないので、むりくりこじ開けられて、


博史先生が指先につけたべたべたした「オールインワン」を、


素早くしろの口の中に突っ込んで食べさせる)


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(しろ 「にゃぐ にゃぐ にゃぐ ・・・(食べている音)


ちなみに、基本的に食欲があるわけではないので、


喜んで食べているわけではなく、


口に突っ込まれるので仕方なく飲み込んでいる感じ。


しばらくこれが繰り返される。


そのうち、しろは食べるのが、より進まなくなってくる。


そうなると、和香葉のお説教の時間。


しろを赤ちゃん抱っこから持ち替えて、高い高いの体勢にさせて、


こっちを向かせて。)


和香葉 「しろ、あんたね、こどもたちが、早くしろと遊びたいなって、


待ってるんだよ。しっかり食べて、元気にならないと!


あんたが頑張んなくてどうすんの!」


(しろ、聞いている風で、この説教をされると、


毎回、少し首を下に向けてうなだれる様子。


で、その後、少し、また頑張って食べるようになる。)


博史先生 「じゃあ、次は卵。(針を抜いた注射器に、卵の黄身をいれてある)」


(博史先生、しろの口の横側から、たまごを注入!


しろは逃げたり食べたりという感じで、和香葉のかっぽうぎも、


あちこち卵まみれに。)


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和香葉 「なんかもう、今日はこのくらいにしときますか?」


博史先生 「いや、でもこれを食べると食べないのでは、

明日までのカロリーが違うんで、なんとか頑張って食べてもらいましょう」


(しろ 「ふうう~ にゃぐにゃぐ ぐえ にゃぐにゃぐ・・」)


そんなこんなで、毎朝毎晩、二人と1匹、


まあまあぐったりしながらの食事時間終了(苦笑)。


そしてその後は「目薬」の時間。


目ヤニは凄いわ、まぶたの内側は赤く腫れ上がってるわで、悲惨な状態・・。


目薬って、液体じゃなくて、まさかの軟膏で!


それを博史先生が、綿棒につけて、


目の内側(まぶたの内側)に塗るっていうまさかの方法で!


私だったら絶対イヤだけど、見てるのも痛そうなんだけど、


しろは案外と気持ちがいいのか、おとなしくいつも塗られていました。


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博史先生 「おりこうだったね~。最後に拭いてあげるからね~」


(濡れタオル、もしくは濡れキッチンペーバーで、


首周りを拭いてもらう、しろ。目を閉じて「至福」と言う表情。)


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博史先生 「はい、おしまい」


和香葉 「よかったね~!


じゃあ、今日も「ありがとうございました」って言おうか」


(「ありがとうございました!」といって、頭を下げさせると、


必ず「にゃ~」というしろ。なんとなく「ありがとう」っぽく聴こえる。)


こんな日を、どのくらい繰り返したんでしょう。


一週間?10日?


ちゃんとした日数は、もう忘れてしまったけど。


最初のほうは本当に酷くて、もうだめかと思ったけど。


もしだめだったとしても、


「ここまでしてもらえるなんて、のらねこ的にはほんとにしあわせなんだぞ。


それはわかっておきなさいよ。あんたは本当にしあわせな猫だ。」と


言い聞かせておいたりもして。


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まあ、そんなこんなありまして、いろいろありましたが、


今はすっかり、に近く、元気になりました!


ちょこっと気になる感じの目ヤニが残っているので、


まだ朝晩の目薬だけは通っていますが。


今日は博史先生の玄関の門柱の上に、しろを見つけてびっくり!


「なんであんたここに?」


・・ああ、猫もちゃんと恩みたいなものが分かるんだなと思いました。


むりくり口の中に何か入れられて、ふがふが言って、暴れたりもしたけど。


それで元気になったんだってこととか、


やさしく拭いてもらったりしたこととか、


みんな自分のためにしてくれたんだ、


やさしいお兄さんなんだ、ということを、


きっと理解したから、その場所に遊びに来るようになったんでしょうね。



よかったね~、ほんとに、しろ。


またうちの家族やら、子供たちの友達やらを、


癒してあげたり、いっぱい一緒に遊んだりしてくださいな。



ちなみにしろは、たぶん「目薬」と言う言葉を覚えましたね、たぶん。


(わたしは「めぐちゅり」と発音してたけど(笑))


ここ数日、抱っこしてくるときに「めぐちゅりだよ」と言うと、


「くうん・・」みたいな声を出して、


どうもそれが「もうだいじょぶなのにい」って聴こえます(笑)。


猫は簡単な言葉を覚えるんですよ。


博史先生んちの猫2匹は、「ごはん」「たべる」の2語には


めちゃくちゃ「にゃ~ん、にゃ~~ん!!」の大合唱ですからね(笑)。



博史先生は、時々猫になりきった感じで、


「ぼくはこう思ってるんだにゃ」みたいなことを言うのですが、


私はよくわからないながらも、


「ああ~、きっとそう思ってるんだろうな~」と言う感じがとてもします。


日々、よーく猫を観察してる人から出る言葉ですからね。



ペットの気持ちを知りたい方、特に猫の方、


生態と占いと、両方からのアプローチでお答え出来ます。


この件につきましては、博史先生にお電話くださいね☆


お気軽にどうぞ☆


ご連絡、お待ちしています!


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