本当は何がほしいのか ①

数日前の、ブログ記事、


「アストロラーベの理念」、の中で紹介した、


「チームの力 西條剛央 ちくま新書」の中に、


こんな言葉があったんですね。




「何が良いか」を問う前に、

必ず「何をしたいのか」を明らかにしなければならない。




これって、凄くシンプルなんですけど、

いろんなことに当てはまるなと思って。



例えば、時々こういう話を聞くのですが、


「結婚したいんですけど、なかなかできないんです」


というパターン。



これ、「何をしたいのか」→「結婚したい」と言ってますが、


本当にストレートにそうだとは限らないみたいで。



例えば、「親が結婚しろと言っているから、しなくてはと思っている。


だから、結婚したい、と言っている。でも、ほんとのほんとは、


別にそんなに結婚したいとは思っていない。


っていうか、むしろ、親が不仲だったので、できれば結婚したくないと思っている」


とか、あるわけですよ。



そうすると、本音は、「何をしたいのか」→「できれば結婚したくない」


ですからね。



だけど、もう少し掘っていくと、


「じゃあ、一生結婚したくないということでいいのかな?」


「いや、気が合う人とならしたいです。ほんとは一生一人はさびしいです」とか。


出てくるわけですよ。


そうすると、この人の場合は、「結婚したい」の手前に、


「気が合う人を見つけたい」というのがあるわけですね。


「何をしたいのか」の、答えとして、一番自分に近いところに。



まあ、種明かしをしちゃうと、「この人」って、過去の自分なんですけどね(笑)。



本当は、何をしたいのか。



わかっているようで、見栄とか、気遣いとか、経済的なこととか、


いろんなものにまみれて、見えなくなりがち。



何かに迷った時、ちょっとよく分からなくなった時など、


立ち止まってゆっくり考えてみると、見えてくるものもあるかと思います。





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2024年04月18日

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