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共感覚、というものをご存知でしょうか。
いろいろな説明文がありますが、
石井ゆかりさんの文章が美しくて好きなので、
一部、引用させていただきます。
『 牡牛座
~手にとって手触りを確かめる、「感覚」の星座~
世の中では、2000人に一人くらい、
「共感覚」という才能を持つ人があります。
これは、
「ある刺激を受けたとき、本来の感覚に
他の感覚が伴って生じる現象」です。
たとえば、白い色を目にしたとき、
普通の人は「白い色だなあ」と感じます。
でも「共感覚」を持つ人は
「甘い味だなあ」と感じたりするのです。
これは、想像や連想ではなく、
直接にそういう「感覚」を感じるのだそうです。
ピアノで「ド」の音を弾くと、青い色が見える。
ドアノブを握ると、クチナシの香りを感じる。
とても不思議な才能です。
もちろん、牡牛座に星があるとこのような体質になる、
というわけではありません。
でも、牡牛座のとてもダイナミックな感性の世界を
説明しようとするとき、
私はいつもこの「共感覚」のことを連想してしまいます。
牡牛座は、華やかなフリルや、鮮やかな色彩など、
感性を刺激する要素が大好きです。
その個別の感触や色合いなどをあまりにも深く愛するため、
全体のバランスがしばしば、考慮できなくなることもあるようです。』
幻冬舎コミックス・石井ゆかり「星読み+(プラス)」より
石井ゆかりさんは、2000人に1人、と書いていましたが、
昔は10万人に1人とか言われていて、
現在では23人に1人なんていう説もあるそう!
要するに、まだまだ研究途上で、わからないことが多い分野なんですね!
共感覚には、いろんな種類があるそうで、
これまでに150種類以上が確認されているそうです。
例えば、「文字、音、数などに色を感じる」とか
「単語を見聞きすると、味を感じる」とか
「音に触覚を感じる」とか
「人の性格や姿に色を感じる」とか。
最後のやつなんて、「オーラが見える」っていうやつ?!
と思いますけど、どうなんでしょうか。未検証だそうです。
こういう話は、テレビでも見たことがあり、
そんなことってあるんだな~と
他人事のように聞いていたのですが。
もう7~8年前ですが、娘がちょっとした病気で入院した時、
まだ小さかったので、私も付き添いで病院に寝泊りすることになりました。
その時に同室だったママさんが、高校の数学の先生だったんです。
高校時代、数学ですさまじい点数を取っていた私にとっては、
おそるべし!な仕事をされている方だったのですが、
お話しているうちに、なんとなくこの「共感覚」の話になりました。
そうしたら、そのママ(数学の先生)が、こう言ったのです。
「この間、たまたま教員仲間で、そういう話になったんですよ。
数字に色が付いてるよね、5は青で、3は黄色だよね、とかって。
結構、共通してるところも多くて、違う人もいましたけど。」
なんて。
びっくりしましたね~。ホントに身近にいるんだ!って。
ちなみに、ケンブリッジ大学のチームの2013年の報告によると、
「自閉症スペクトラムのある人は、
定型発達の人に比べて、共感覚のある割合が高い」とのこと。
ここからは、私の独断と偏見ですけど(笑)!
前にも同じようなことは書いてますけど(笑)!
「変わってるよね~」と言われるような人って、
けっこう、自閉っぽい確率が高い!
そして、小学校⇒中学校⇒高校⇒大学って進むほどに、
先生が変わっている人が多い(笑)!
だって、大学の先生って、教員免許いらないそうですよ。
「さかなクン」とか大好きですけどね、まあ変わってますよね(笑)。
けど、一芸に秀でていれば、大学の先生にはなれる。
(小~高校は無理でも)
昔聞いた話ですけど、大学の先生で、古代遺跡を研究されている
有名な先生で、でも、いわゆる凸凹感が強かったのでしょうね、
みんなが普通に知っていることを知らなかったりして。
飼ってる猫を洗ってあげて、早く乾かしてあげようと思って、
レンジに入れたら死んでしまった、って話を聞いたことがあります。
なんか、とりとめもない話になりましたが。
「自閉症スペクトラム」の「スペクトラム」って、
「虹の色のように、切れ目なく連続しているグラデーション」
というような意味だそうです。
だから、自閉症スペクトラムの人の中には、
面白い感覚を持っている人がいる。
面白い感覚を持っているけど、自閉症スペクトラムではない人もいる。
頭のいい人もいるし、そうでもない人もいる。
その凸凹を生かして社会で活躍できている人もいるし、
凸凹ゆえに苦しんでいる人もいる。
自閉症スペクトラムって、関係ない世界ではなく、
そこらじゅうにあって、自分の中にももしかしたらあるかもで、
そういうものなんですよ~って、知って頂きたいなと、
そういう記事でした。
自閉傾向と、各星座の関連みたいなものを
感じることもあるので
またそれは次の機会にお伝えいたします☆