うつ対策。

昨日は「限界!」の話をしましたので、


限界の話ついでに、「うつ」の話をお伝えしたいと思います。



私が初めて「うつ」になった、高校生の時には


(いまから30年位前ですけど。歳がわかっちゃいますけど^^;)


あまり「うつ」って聞かない言葉でした。


でも、だんだんと増えて、社会現象みたくなって。


今、15人に1人とか、6~7人に1人とか、


生涯のうちには、なるって話です。


(統計でかなり違うみたいです)


真ん中を取れば、10人に1人くらい?


家族が4~5人と仮定すると、2~3軒に1軒は、


誰かしら生涯のうちには、うつになるよー、ってことですよね。


かなり高い確率ではないかと思います。


親戚や、ご近所にも数人はいる計算になるでしょう。



いつ誰がなるか分からない「うつ」。


自分がなるかもしれないし。


そんな時、ちょっと知っておくといいかもっていう


ポイントをお伝えしておきましょう。



1、「ガンバレ」って言わない。


これ、すごく大事です。


日本人はあいさつみたいに「がんばれ」って言うのが好きだけど(笑)。


何気なく言われるこれが、超キツイ。


「死にたいくらい追い詰められるまで頑張ってきたのに、


もうこれ以上何を頑張れって言うんだ・・」


と、怒りと悲しみが込み上げてしまいます。


声を掛けるなら、「無理しないでね」とか


「できるだけゆっくりしてね」とか、


気持ちを緩めるような優しい言葉をかけてあげてくださいね。




2、ゆっくり休む。


とにかくうつは、頑張りすぎでなることが多いです。


真面目で責任感の強い人がなりやすいといわれます。


限界まで抱え込んでしまうんでしょうね。


ゆっくりするのが何よりの薬です。


「このままダメにならないかな?」なんて


心配しなくても大丈夫。


真面目なあなたなら、また元気になったらきっと動き出せます。


あまりジタバタしないで、焦らないで、


ゆっくり眠ったり、少し元気が出たら、


好きなことをちょっとやってみるとかして、


できるだけゆっくり過ごしてください。



3、手を抜く&手伝ってもらう。


ゆっくりしてねと言われても、日常生活は続いていきます。


やっぱりやらなくてはいけないことは、


やらないとまわらない部分もあります。


でも、できたらできるだけ手を抜いちゃっていいです。


レトルトをあっためたごはんの時があってもいい、


掃除は何日かに1回でもいい。


そして、誰かに「お願い」って頼んで。


少しずつでも荷を降ろしていくこと。



4、長くなってきて、つらくなってきたら専門家へ。


風邪を引いたくらいのノリで精神科の門を叩くのも、


ちょっと早すぎる気がしますが、


つらいな、長いな・・という感じがしてきたら、


専門家に相談するのもいいかもしれません。


(精神科や心療内科など)


薬を処方される場合もありますが、


個人的には、お話(カウンセリングなど)でなんとかなるなら、


その方がいいのではと思っています。


気分を薬で上下されるって、ちょっと怖い部分もありますので。


知人が、軽いうつで薬を貰って、


それを飲んだらハイになりすぎて、


今度はそれを抑えるためにまた薬を飲んで・・


という目にあった子がいました。


そもそも、最初の薬は必要だったのだろうかと思いました。


薬をもらった場合は、自分でネットで調べてみるといいかもしれません。


私も、ろくに話も聞かずに薬を強くしてきた医師に当たったことがあり、


その時には怖いから飲みませんでした。


その病院も止めました。


ん?と思ったら、正直に相談してみるといいと思います。


それで信頼できない感じがするなら、他に変えるのもありです。


カウンセラーの先生も、相性があるから、変えるのもありですよ。


でも、信頼できる先生に会って、もしお薬を処方されたら、


自分で勝手に飲むのを止めてしまうのは良くないです。


先生の計画があるので、相談してくださいね。




5、気持ちが落ち着く食べ物。落ち着く行動。


気持ちが落ち着く食べ物は、セロトニンを増やす食品。


バナナ、トマト、大豆製品、乳製品、赤身魚など。


落ち着く行動は、セロトニンを増やす行動。


朝の光を浴びる。


歩いたり、何か同じリズムで体を動かす等、単純作業などの


同じ動きの繰り返し。




6、避けたほうがいいこと。


元気を出そうと思って、


(もしくは周りの人が元気付けようと思って)


刺激の強い活動をすること。


旅行、カラオケ、その他。


後で疲れが出ます。




6、家族の方の、「あたたかい」無視。


うつの人がいると、家中が暗くなりがちです。


うつの人につられて、周りの家族もうつっぽくなってしまいます。


ミイラ取りがミイラになるように、家族みんなで沈没しがちです。


家族の方が、いい意味でつられないで、元気でいることが大事。


家族の方も、それぞれの趣味とか、楽しみを大事にして、


人生を楽しむことを忘れないでくださいね。


時には、「うつ」のことから頭を離すことも大事。


でも、「あたたかい」無視、ですからね。


本当に「完全無視」はしないでくださいね。


「りんご食べる~?」とか「買い物行くけど何かいる?」とか


時々は声を掛けてあげてくださいね。


そして、腫れ物に触るように、とかじゃなく、


視界の隅に当人を入れておいて、あたたかく見守ってあげてください。



何かしら参考になれば幸いです~☆


たぶん、うつの人は、経験者に話すと少し楽になるかと思います。


私でよかったら、お声掛けくださいね☆



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2023年07月06日

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