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時々、学校をお休みするお子さんがいらっしゃる方。
こんなんで将来大丈夫かなあ・・と不安になるときも
あるかもしれませんね。(うちも、たまにあるのですが)
考え方の一つのヒントとして、「ゴールから考える」
という方法があります。
社会に出て、なんらかの仕事をするとして、
(イメージとしてはそんなに難しい仕事ではないですが)
そういう中で普通に必要な学力はどのくらいか。
おそらく、小学校4~5年生程度だと思います。
分数とか、あまり日常では使わないし、
分数同士の割り算(6年生)なんて、
たぶん日常では使ったことがないと思います。
ちょっとした文書を書いたり、
日常の計算をしたり、
それは4、5年生くらいまでで学んでいます。
(大人になっても使う「割合(%)」なども
5年生の範囲です。)
だから、その辺を目安にしているのだと思いますが、
特別支援高等学校の試験も、
そのあたりの水準で作られています。
ちなみに、これはある人から聞いたのですが、
子育て中のお母さんの学力って、
個人差はあると思いますが、
平均的には小学校6年生くらいだそうです。
だから、チラシなどを書くときにも、
6年生の子が読めるようなものを書かないと
ダメなんだと聞きました。
誤解のないように付け加えますが、
お母さんというのは大変な仕事です。
その中で学ぶことはとても多いです。
子供の病気や、体のこと、
家族やママ友との人間関係、
上手く段取りを組んで時間を使うことなど、
その学びは、心理、発達、教育、医療など
多岐にわたります。
小学校6年生よりも、子育て中のママさんのほうが、
明らかに人間的に成長していて、
「学び」が深いことはいうまでもありません。
ここで言っているのは、
「学校で学ぶ学習」という部分に限定した話です。
だから。
実際に、生活していくために必要なものとしては、
結構その程度で、そんなに困らないものなんです。
そう思うと、中学生以降って、
ある意味では、「生きていくのに不必要」なものを
一生懸命頭に詰め込んでいるともいえます。
だから、「今日は学校に行けなかった」という日には。
野菜のいろいろな切り方とか、
ちょっとした一品料理の作り方とか、
洗濯マークの見わけ方とか、
アイロンのかけ方とか、
草花の名前とか、
自分が今までして来た仕事の話とか、
そんなことを教えてあげるほうが、
分数の割り算よりも、
よっぽど生きていく役に立つのではと思いますよ!
教育については語ると長くなりますので、
今日はこのくらいで~^^☆