アストロラーベの理念 ③-1

アストロラーベの理念、3つめの


・お互いの自然体を生かし、じゃまをしない



についてです。



この項目は、「アストロラーベの理念」について、

二人で考えている中で出てきたものです。


私は、牡羊座に星が多めに入っていることもあり、

そしてADHD傾向強めなので、

思い立ったら、とにかくやっちゃうよ!という方なので、

たまたま「理念」に関する本を2冊読んだので、

直感的に「理念を作りましょう!」と言って、

作ることになったのですが。


博史先生は、「そもそも、それって必要なんでしょうか」

って。


「どうして必要なんでしょうか」って。


・・まあ、なんとなく?

そんな本を丁度2冊読んだところだし、あった方が良いのかなと思って?


そんな、直感的な、てきとーな理由で、作ることになったのですが。



でも、不登校支援の団体を立ち上げる時、力を貸してくださった先輩に、

「理念って、大事だからね。細かいところまでよーく話し合って。

 そして、時々、また、それについて話し合うこと。

 ここがずれると、みんなの心がばらばらになって、

 だいたいそれが理由で、会はダメになるものだから。」

と言われたのです。


表現は違うけれども、

このたび読んだ、「チームの力 西條剛央  ちくま新書」

という本の中にも、似たようなことが書いてありました。


少し、上記の本から引用させていただきます。



理念の本質(1)


「理念」とは、組織が大切にする価値観を表明したものだ。根本的な価値観が違う夫婦がうまくやっていくことができないように、価値観の違う組織と人はうまくやっていくことはできない。これは合うか合わないかの問題であり、どちらが正しいということではない。したがって、いかに立派なものであっても、本当に思ってもいないことを理念にしても、意味はないどころか、チーム離れ(離婚)を招くだけになる。(中略)

チームを作る際の理想のイメージは、“根本的な価値観が同じでうまくいっている夫婦”と言える。心の底から大事にしている価値観を表明し、それに共感するメンバーを集めることで、それぞれの長所を持ち寄り、短所を補い合う機能的なチームを作っていくことができる。


理念の本質(2)


「理念」とは、組織が目指すべき方向性や足並みを揃えるための“組織のコンパス”というべきものである。したがって、そのコンパスの精度が悪ければ(理念が不明瞭であれば)、足並みが揃うことはない。極端な話、真逆の方向を指すコンパス(価値観)を持っている人は、歩けば歩くほどどんどん離れていってしまう。同じ方向を指す精度の高いコンパスを組織の全員が持つことによって、それぞれが自立的に行動しながらも、同じ目的に向かって、足並みを揃えることが可能になるのだ。


理念の本質(3)


「理念」とは、それが失われたら存在している意味がない、というほどに最も堅持すべきものであり、それに照らして意思決定をすべき“組織の憲法”でもある。人間は言葉よりも行動の方を信じる。組織の理念に反する意思決定をしていたら、やはり理念に共感して集まってきた人の気持ちは離れていくだろう。


以上の(1)~(3)から、「理念」とは、“組織を導く本質”と言える。そのように理念の本質を捉えたならば、理念を言語化し、それに沿ってチームを運営することが、いかに本質的に重要なことがわかるだろう。



長くなりましたので、次回に続きます。



コメント
name.. :記憶

画像認証
画像認証(表示されている文字列を入力してください):