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ソウルメイト談義(その1)
(和)「じゃあ今日は、ええと、占い業界でお馴染みのワード、”ソウルメイト”ってことについて、お話できればと思っています。」
(博)「はい。」
(和)「ソウルメイトっていうのは、まずその概念、きっかけっていうのは、どんな所から出てきたワードなんですかね?。」
(博)「そうですね、まあ今日占い業界の中で頻繁に扱われている”ソウルメイト”という用語の、おそらく直接的な起源と考えられているのは、
アメリカの精神科医のですね、ブライアン・ワイズ博士が行った退行催眠による、いわゆる前世療法といいますか、たまたま患者に催眠療法をやっていたら、まあ過去生のことを話し始めて、最初は懐疑的だったワイス博士が、ずっとそれを調査して行くに連れて、まあ、いわゆる”輪廻転生”ですよね、生まれ変わりっていうことが、どうやらあるようだなってことが感じられて行って、でそれを一冊の本にまとめたわけなんですよね。
そのワイス博士が、それを説明するのにソウルメイトっていう言葉を使ったっていうことなんですけどね。」
(和)「今ね、めっちゃ、その占い業界で、もう”ソウルメイト”とか”ツインレイ”とか、ゆっときゃいいみたいな、感じになってるじゃないですか、あれについてどんな風に見られています?。」
(博)「”ソウルメイトとは”というものを、考え尽くされて無いというかですね、
感覚的に捉えてしまってるんで皆、イメージの世界だけで喋っちゃってるし。
別にソウルメイトを否定しているわけじゃないんですよ。
ソウルメイトというのはおそらく、おそらくそういうものはあるだろうと、どっちかというと僕は思っている方なんです。
ただ、ソウルメイトとの出会いを、探し求めている人達の、この”観念”がですね、ちょっと”ご都合主義的”であったり、まあ分かり易くいうと”単なる理想のお相手像”の願望、それをソウルメイトという言葉でラッピングして、で、そういう人っているんだよっていう、この話に期待感というかね、希望を見ている。
で、その”お客さんたちがソウルメイトとの出会いに希望を持っている”ということに対して占い師たちが、
「彼ソウルメイトかもしれませんよ」とかね、
あの「間違いなくソウルメイトでしょう」、とかね、いうわけです。
そうすると、なんか余計に、”ソウルメイトか否か”っていうことに、非常に彼女たちはこだわりを持つようになっていって、
仕舞いにはなんか、ソウルメイトを探すために占いに何百万もつぎ込んでるとか、そういう風になって来るので。
えええ、そういうものなのかな・・・?、っていうね。
そんな、占いに何百万もつぎ込まないと出会えないようなものなのかあっていう、
そういう処にやっぱり疑問を持っているわけなんですね。」
(和)「なんか、色んなサイトとか見てると、ソウルメイトの定義自体が結構色々で、
なんだろう、さっき見たのだと、なんか、”ソウルメイトとは結ばれないのが基本です”みたいな、感じの書き方をしてたりとか、
あと、ねえ、一般的にはソウルメイトって、異性で、なんかこうお互い惹かれあってラブラブでみたいなイメージがあると思うんですけど、あの、男女関係ありませんとか、同性とかだったりもしますみたいな、うん、なんか、そういんじゃない感じだったんですよね。
だからその、定義も、結構なんかもう、ふんわり、みんなバラバラで、なんか、どういうんですかね、だから皆が、ソウルメイト~って、ピンクのハート、みたいな感じで、そういう関係性って思ってるかもしれないけど、実は違うんじゃないか?っていう。ソウルメイトは一人だって思ってるかもしれないんだけど、複数いるんじゃないか、っていう考え方もあるんじゃないかとか、
まあ色々話してて出たんですけど。
で、そもそもこのソウルメイトっていう話をしようって思ったきかっけが、
長年こう鑑定していて、あ、この相談者の方はソウルメイトに会ったんだなって、今この話している人は、ソウルメイトなんだな、っていう件って、あったことありますか?って訊いたんですよね?。
とりあえず、そこから先お願いします。」
(博)「そうですね、20年以上占いをやっていますが、あの~、この方はおそらくソウルメイトに出会ったんだろうと、そういう風に、なんか、こちらが話を聞いててですね、逆にそれを確信するというか、まあそういう風に説明せざるを得ないだろうなって、そういう事例って、本当に少ないんですよ。
10年に一回あるかないかぐらいな感じ、(訂正)5年に一回ぐらいかな、うん、5年に一回ぐらいですね。だから本当に数えるくらいしか、そういう事例っていうのは無かったです。
で、逆にそういう人たちっていうのは、”彼はソウルメイトなんでしょうか?”とは、訊いて来ないです。
何故かって、ソウルメイトであるとしか考えられないような出来事が、立て続けに起きているから、まあ本人が、まあそういう風にもう思ってるんですよ、あるいは本人同士がもうそこを認めてるっていう状態で、相談しに来るので、別にソウルメイトかどうかを確かめて下さいとか。そういうことは必要ないわけなんですね。
逆に”ソウルメイトなんでしょうか?”って訊いてくる人の一番多いパターンは、その人といつか結婚したい、でも事情があって今は結婚できない、とか、要するにかなり課題というか難題が、存在しているような恋愛、つまり、そんなに簡単には行かない恋愛をしている人達が、よく、彼はわたしと何か過去世であったんでしょうか?とか、」ってことを訊いてくるんですね。
で、逆にその”もしかしてこの人は過去生で知り合ってたかも”とか、”過去生の旦那さんかも”とかってね、思える何かがあるかって言ったら、特段無いっていう場合が多いの。
それは意外に思いません?、普通さあ、”ああこれ、過去生関係あるんじゃない?”って思う事が何かあって、訊いて来てるんだったら、分かるんですまだ。
だからむしろそれが無い、無い事がむしろ寂しい、みたいな。
”この人が過去生で知り合ってた”、って思いたいんだけど、思えることが特にはないから・・・、
だから逆に、なんか、なんかないの?みたいな。
言ってくれませんか?みたいな。
そっちの空気を凄い感じる。」
(和)「なるほど(笑)」
(博)「だから8割以上の、8割、9割ぐらいのソウルメイト訊いて来るお客さんは、それなんです。」
(和)「じゃあ、ソウルメイトじゃないかもしれませんね、という?。」
(博)「そういう言い方はあまりしないけど、だから私の占いには、特にその過去生でも付き合ってたとか、結婚してたっていう風には出てないですっていう風にいうことぐらいしかしないけど。」
(和)「なるほど。」
(博)「うーん・・・。」