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インスタやらネット界隈で、よく聞く話です。
夫婦で「わかりあえないネタ」で、とってもよく出てくる、この話。
背景としては、割と若めの夫婦のイメージでしょうか。
夫 ただいま~
妻 おかえり~!
今日ね、すっごい大変だったのよー
夫 何が?
妻 まず、子供と買い物に行ったらさあ、
あれ買って~!とか言って
お店の中でバタバタあばれちゃってさあ~
夫 うん。
妻 それがもう5分か10分かわかんないけど
もう、なかなか泣き止まないのよ~!
で、そこにたまたま保育園の先生が通りかかって、
「○○くん、どうした?」って声かけてくれたんだけど
そしたらぴたっと泣き止んじゃってさあ~
なんかもう、ムカついたんだけど!!
夫 そっか。でも結局泣き止んだんだったら良かったんじゃない?
さすが保育のプロだね。
あとさ、買い物の時に、お菓子とかねだられるのは、
こっちの気分で、買ったり買わなかったりしてるからじゃない?
はじめに、買い物に行く前に、
「今日は買わないよ」とか「今日は一つだけだよ」とか
約束しておけば良いんじゃない?
・・っていうやりとりがあったとして、ですよ。
これを妻の方が、スレッドに愚痴ったりするわけですよ。
例えば、こんな風に。
上記の会話の展開を書いた後で、
「こういう展開で、なんかムカついたんですけど。
旦那は偉そうにいろいろと言ってくるけど、
この子育ての大変さはわからんだろ!
わからんくせに、偉そうに言わないでほしい。
どうせわたしは保育のプロじゃないよ、悪かったね!
わたし別に、意見とか欲しかったわけじゃないし。
ただ、黙って聴いてくれればよかったのに・・。
それで、一言「おつかれさま」って言ってくれたら
それだけで救われたのに・・(T T)」
っていうね。
めちゃ、ありそうだな~と思いながら書いてますけど(笑)。
要するに、「ただ聴いてほしいだけの妻」と
「答えを見つけてあげなくてはと思ってる夫」という
すれちがいの話ですね。
この話、自分で書いた話ですけど、いくつか突っ込みどころが。
あ、重要ポイント、と言いなおしてもいいなあ。
まず、旦那さんも疲れ果てて帰ってきているので、
その直後に怒涛のように
今日の出来事(特に愚痴とか)を話すのは
あまりベターではありません。
お風呂が先か、ご飯が先かわかりませんが、
夕食を食べ始めた頃とか、
ちょっとほっとしたあたりで話すと、
心の余裕が出来てきているので、
話も聴きやすい状態になっていることが多いと思います。
少し旦那さんの様子も見て、タイミングよく話しかけてみると良いです。
あと、この台本の中の設定ですが、
保育園の先生が声をかけてくれて泣き止んだのは、
保育のプロだからではなく、
他人に見られて恥ずかしくなったからでしょう。
そして、旦那さんの提案していた「おねだり対策」
実は有効です。
「予防的教育」という方法です。
あらかじめ「こういう風にしよう」と約束しておく。
そして、親もそれを頑張って守る。
おねだりして、
ジタバタして買ってもらうという経験をすると、
「ジタバタすれば買ってもらえるんだな」と子供は学習します。
そうすると、それを繰り返します。
「ジタバタしても買ってはもらえない。
おりこうに、約束を守ると買ってもらえるんだな」と学習すると
そういう風になります。
大変ですけどね、親も。
できるだけ、初めが肝心ですね。
で、今日の話のまとめですけど。
この、ちまたにあふれる
「ただ聴いてほしい妻」VS
「答えを見つけてあげなくてはと思ってる夫」
という永遠の(?)問題について
博史先生と話し合った結果、
実に単純明快な答えが出ました!
それは、妻側が
「これは、答えは要らないから。ただ聴いてくれさえすればいいから」
と、宣言してから話し始めることです。
そして、夫側も、ただ聴けば良いということです。
ただ、割と男性的な思考をする私は、
ただ聴いてさえくれれば良い話と、
答え(いい考え)があるなら聞かせて欲しいという時と、
両方あります。
だから旦那さんの方も、
まず「おつかれさま」といういたわりの心を全面に出しつつ、
相手が求める場合には、
深い理解と洞察力を持って、言葉を選びつつ
(お仕事でお疲れのところアレですが・・
これも人生上の大事な仕事ですので・・)
意見を伝えてあげると良いのではと思います。
そしてそれを、妻側も、
「お疲れのところ、一緒に考えてくれたんだ、ありがとう」
って受け止められたら良いんじゃないかなと思います^^☆