価値観の相違。


価値観の相違電話占い



離婚の原因の一つとして、


よく、「価値観の相違」というのが挙げられます。



でも、よーく考えてみると


「価値観の完全なる一致」というのは


ないんじゃないかと思います。



例えば、


海外が大好きな人が3人いるとします。


どこでもいいけど、話の都合上、同じ国がいいかな。


フランスあたりにしますか。


この3人、大のフランス好きで、めっちゃ話が合う!


かと思いきや・・


こういうことってあると思うんですね。



よくよく掘り下げてみると、みんな方向性が違う。



1、フランスの風景が好きで、写真をいっぱい撮りたい人


2、フランスのモノが好きで、そこで良いものを買ってきて売りたい人


3、フランスの歴史が好きで、歴史を調べたり史跡を研究したい人


みたいにね。



例えば、1の女性と、3の男性がつきあったとしますね。


一緒にフランスに旅行に行きました。


二人ともフランス大好きなんだけど、ここにはズレがありますよね。


1の彼女は、たぶん、次々とお城の写真などを撮って、


次のお城に行こ~!ってなりそうです。


でも、3の歴史男子は、きっと、


お城の入り口とかに書いてある説明とかをゆっくり読んだり、


お城の中の、あれこれの品を見ては、


(これはあの事件の時のあれか~!)とか


(あの有名な姫が使ったあれか!)とか


いちいち感動してそうな気がします。


そして、それを見て、彼女が(早くしてよ~)みたいな(笑)。



離婚の原因とか、


おそらくそれ以前にカップルが別れてしまう原因でも


「価値観の違い」っていうのがあると思います。



でも、こうやってつきつめていっちゃうと、


「価値観の完全なる一致」って無理なんだと思います。


根本的にどうしようもなく違う場合は


それは避けたほうが良いですが


そうではなくて、


細かい部分で合わなくなってきたという場合は、


調整が必要になってきます。


お互いに話し合って、折れ合うというか。


お互いにあんまり無理せず、


ちょうどいいところを、


ちょうどいい方法を見つけるっていうか。



例えば、さっきのフランス好きの二人だったら、


お城からなかなか出てこない間、


彼女は、近くのお店で素敵なお土産を探すとか。



彼も、彼女が嫌いじゃなかったら、


彼女にも楽しめるように、


わかりやすく歴史を話してあげるとか。


この壁の模様、凄く綺麗で珍しいんだよ、とか


裏庭のバラはこの地方で一番なんだよ、とか


写真の好きな彼女にも楽しめる持っていきかたをするとか。



たとえ、自分があんまり写真は好きじゃなかったとしても。


たとえ、自分がそんなに歴史は好きじゃなかったとしても。


そこは無理に好きになる必要もないけど、


相手は好きなんだね、って理解してあげる。


そして、そのことを、大切に思ってあげる。



「理解という名の愛がほしい」


これは、私の好きな作家、山田ズーニーさんという方が


書かれた本の名前ですが、


私の好きな言葉です。



愛だの恋だのって


深みにはまると


なんだかつかみどころが無くて


よくわからない感じになってきちゃうのですが。



理解。


っていうと、もっと具体的に


手に取れるような感覚になれるのではと思います。



そして、「理解という名の愛」


恋人やパートナーに限らず


子供にも、親にも、友達にも


通りすがりの人にも使えるものです。



愛とか、恋とか、やさしさとか、思いやりとか


なんだかつかみどころが無くて


わかりにくくなってしまった時には


一度、「理解」という言葉に


還ってきてもらうと良いと思います。




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